(この記事は2023年1月17日に書きました)
「道民は本州の人と生活スタイルがちょっと違うんでしょ」
「道民のどんなところが変わっているの??」
この記事はそんな方に向けて書きました。
こんにちは、どんぐりです。
最初はびっくりした道民の習慣。今では自分もそまってきています…
なまらうまい!とか言っちゃうもんね
今回は関東から北海道へ移住してみて、道民の「ええ〜それはおかしいよ〜」と思ったことをお話します。
▼この記事に書かれていること
- 冬の間ストーブを消さない
- ジンギスカン=BBQのこと
- 片道200km(下道で)=日帰りの距離
- 車のスピードは特急(すごく速い)
- スタッドレスは半年間
- 大雪でも気にせず出かける
- シカ・キツネなど動物が当たり前
結論から言うと、北海道ならではの道民ならでは生活のスタイルがあります。
冬の間数ヶ月もストーブがつけっぱなしだったり、果てしなく長い距離を移動したり…などなど。
何か月もストーブつけたままは驚いたなぁ
内容を読めばちょっと変な道民の暮らしにあなたも詳しくなりますよ!
それではいきましょう^^/
▼この記事を書いた人
名前:どんぐり♂
関東から北海道に移住して5年
自然の中でぼーっとするのが好き
最初は「僕は絶対にそまらないぞ!ふるさとの福島スタイルを貫くんだ」って思ってたんだ。
そんな僕も、今じゃすっかり道民になってしまったよ。
冬の間ストーブを消さない
11月〜3月くらいまで、冬の間はストーブを消さない!
北海道の人は冬の間ストーブ(暖房)を一切消しません。
最初は冗談で言ってると思ったんだ
「寝る時にストーブ消します」って言ったらみんなが「ええー!??」って驚いたの
▼理由は2つ
- 暖房エネルギーの節約のため
- ストーブが排気もできる備え付けの「FFストーブ」のため
1つずつ見ていきましょう!
暖房のエネルギー節約のため
冬の北海道では外の気温が-10℃まで下がるため、一度冷えてしまうと室温を暖かくするのに大きなエネルギーを使います。
▼暖房のエネルギーに大きな差
・気温が10℃の時→20℃に上げるまで+10℃分のエネルギーを消費
・気温が0℃の時→20℃に上げるまで+20℃分のエネルギーを消費
暖房をつけたままにするのは、使うエネルギーを最小限にして上手に生きていく工夫なんですね。
給油も排気も自動!備え付けの「FFストーブ」
▼FFストーブとは
給油は外のタンクにつながっていて不要。排気も行えるので換気せずに使い続けてOK
北海道ならではのストーブが「FFストーブ」です!
お店では9月から販売+工事が始まるから驚き〜
灯油の補充は外のタンクから自動で行われ、そのタンクも残量が減ってきたら業作さんが補充してくれます。
「灯油を見たことない、触ったことない」そんな人も多いんだ
さらに驚きなのがストーブの排気(汚れた空気を外に出す)が同時に行われるので、部屋の換気をする必要がありません。
それで換気せずにずーっと何ヶ月もストーブを使っていられるのです。
寝る時や外出時には温度を弱くするんだよ^^
僕らみたいに慣れない人は換気することもありますが、外は-10℃以上まで下がる極寒の世界。
空気の入れ替えで室内が凍えてしまうので、換気をしなくて良いFFストーブは北国の人の必須の暖房なのです。
何も知らずに換気をしてしまったのは私です…
薪ストーブの人もいるよ♪薪の暖かさはじんわり、身体の芯まで温まるんだ〜
ジンギスカン=BBQのこと
「ジンギスカンやろうぜ!」→普通のBBQのことも多い
北海道民のソウルフードといえば「ジンギスカン」
最近では羊肉のヘルシーさ&おいしさも広まり、北海道以外で食べられることも増えました。
ジューシーで柔らかいラム肉は本当おいしいよね♪
北海道では特に春〜夏の時期に行われることが多いのですが、「ジンギスカン」と聞いて行くと「普通のBBQ」をしていることがあります。
もちろんジンギスカン鍋を囲んで、本物のジンギスカンをしていることだってあります。
なので北海道で「ジンギスカンをやろう」と声をかけられたら、「羊を焼くやつかい?」と確認するのが間違いないですね^^;
どっちもウマイからいいじゃないか〜
片道200km(下道で)=日帰りの距離
北海道の距離の感覚がおかしい
本州と比べると距離の感覚が(だいぶ)おかしくなっています。
基本は下道での移動がほとんどですが、下道で片道200kmくらいは日帰りの範囲です。
▼本州で200kmと言ったら
東京ー那須(栃木県)間の距離。
これを高速を使わず往復はつらい…
僕らは自宅から札幌まで約150km離れているので、最初は泊まりで出かけていました。
もちろん高速は使わないよ
すると友人から「ええ、なんで札幌で泊まるの〜?日帰りできるしょ」と笑われたことも。
そんなに遠かったら泊まってもいいだろ〜
そもそも北海道は広大で距離感覚がいろいろおかしいです。
■札幌ー釧路間=300km
=東京ー名古屋間とほぼ同じ
■札幌ー根室間=420km
=東京ー京都間とほぼ同じ
これだけ広い北海道だから、ちょっとの距離は「日帰りで十分」そう思うのもわかる気はします…。
車のスピードは特急(すごく速い)
明らかに時速100km以上の車も
郊外に出ると車のスピードがとっても速いです。
+10kmとかそういうレベルではなく、明らかに時速100km以上出ている車に抜かれることもあります。
高速じゃないよ、普通の国道だよ
まだ北海道に来たてのころは流れに乗って走ろうにも、その流れが早くて驚きました。
うまく走るコツとして、速い車がきたらウインカーを出して先に行ってもらうのがよいです。
すると相手も自分のペースで走ることができ、あなたも自分のペースで走ることができます。
そんな感じでわりとのんびり走っております^^/
町の外には信号はない
郊外はひたすら畑、山、海!
町の外に出てしまえば、何もない1本道が続くこともよくあります。
走れど走れど景色は変わらず、車もいなければ人もいない、信号もない状態が続きます。
1時間信号のない道を走ることもあるんだ
たまーに信号があると「ここには信号があるよ!」と目立つように看板があります。
まず本州では見かけない標識ですが、北海道ではわりとフツーにあったりします。
ずーっと信号ないから、たまに出てくるとびっくりするよ!「おお、信号かぁ…」ってw
信号がなくて走りやすい1本道なのも、スピードが出やすい理由と言えそうですね。
雪道のスピードも速い
雪が降ってからも車が速い!
北海道では12月くらいから雪が積もり始め、徐々に雪がとけなくなる「根雪」になります。
すると道路も圧雪やアイスバーンになって滑りやすくなりますが、それでも車やトラックは速い!
アイスバーンでも70kmは出す
下が凍結している道路でも70〜80kmくらいの速度はみなさん出してます。
まぁ、それでスリップして畑に落ちる車も多いのだけど…
状況に応じて60kmくらいに落とす路面もありますが、それでも「この速度で走るの??」と驚きます。
雪道は事故の確率がぐっと高くなるので、スピードはほどほどで気をつけて運転するのが◎ですな。
スタッドレスは半年間
11月〜4月末までスタッドレス
基本11月の頭から4月の終わりまでは車にスタッドレスを履いています。
峠道を走る人は早くて10月の中頃に交換して、5月の連休明けまで付けたままのことが多いです。
GWに山で吹雪だったことあるんだ
なので1年の半分はスタッドレス、残り半分は夏タイヤとちょうど半々なんですね。
冬タイヤを履く期間が長いので、基本3年で交換する人が目立ちます。
スタッドレスは時間経過で硬くなるため、あまり走っていなくても3年位が目安になるようです。
今履いているスタッドレスが2年目もすこぶる快調なので、「3年を超えて実験してみよう」と考えています。
ナンカンタイヤのスタッドレス、とってもいいよ^^
大雪でも気にせず出かける
大雪でも車なら関係ない!
「こんなに降ってるのに出かけるの?」というくらい天気が悪くても気にせず外出します。
歩く距離が短くて、ほとんど車移動になるのがその理由です。
車なら天気関係ないものね〜
近年は道路が通行止めになるような「ドカ雪」が増えてきました。
強烈に天気が悪い時は天気予報でも「不要な外出は控えて」と伝えるので、その時はさすがに外出する人が少なくなります。
1日で40cm、50cmも積もる日はさすがにやばいね…
亡くなる人もいるものね
ちょっと吹雪いたり雪が積もるくらいでは全く気にしない。
それが雪国、北海道の暮らしだったりします。
シカ・キツネなど動物が当たり前
郊外の道でシカやキツネはよく見かける
シカなどの動物を頻繁に目にするので、「なんだシカか…」と全く感動はありません。
▼移住1年目
「おお!シカだー!シカがいるぞ!!おーい、おーい^^/」
▼今(移住5年)
「なんだ、シカか。道路に飛び出すなよ(感情無)」
僕も移住してすぐのころ、シカや野生動物に驚いて興奮をしていました。
キツネを見つけた時はそれはうれしかったものです。
車停めて追いかけたりもしたよ
しかし今や周りの道民と同じくたくさん野生動物に出会ったせいで、関心を示さないようになってました。
郊外の道、特に夕方以降は動物の出現率が上がるので運転は注意してくださいね。
僕らは町の中には出ないよ。郊外の道によく出るのだ^^
まとめ→道外の人からみたら、北海道民は変なトコだらけ
関東から移住した僕が見た、北海道民の「えっ??」と思う変なトコを7つ紹介しました。
他の県民からしたら不思議なトコがいっぱいの北海道♪
魅力度ランキング1位はダテじゃないぜ★
全部知っていたら、あなたはきっと既に道民だと思います!
この他にも「こんなのも北海道の文化でしょ」そんなのがあったら教えてもらえるとうれしいです^^/
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