(この記事は2022年12月23日に書きました)
「北海道の冬と言ったら流氷!流氷見てみたいな」
「どこに行ったら流氷に会えるかな?」
「船に乗れるって聞いたけど、どんな体験ができるんだろう」
この記事はそんな方に向けて書いています。
こんにちは、どんぐりです!
初めて流氷を見た時は一面まっしろでそれはもう感動しました。
そしてあまりの寒さに耳がちょんぎれそうになりました。
人生で一番寒かった!
今回は北海道オホーツク海の冬の風物詩「流氷」についてと、砕氷船「ガリンコ号」に乗った時のお話です。
▼この記事の内容
- オホーツク海は流氷の絶好ポイント
- 国内の砕氷船は2つ。「ガリンコ号」、「おーろら」
- オホーツク海までのアクセス
結論からいうと、2月上旬から3月上旬までが流氷の絶好シーズンになります。
僕らは2月上旬の連休に行ったよ!
特によく見られるのは「紋別」、「網走」、「知床」の3ヶ所から観測ができます。
網走・紋別の2ヶ所から出ている「砕氷船」に乗ることで、流氷に覆われた海を進んでいくことができます。
内容を読めば、きっと「今年の冬はオホーツク海に流氷を見にいきたい!」となりますよ。
▼この記事を書いた人
名前:どんぐり♂
関東から北海道へ移住して5年
道内のおいしい物巡りが大好き
流氷がびっちりのオホーツク海を見た時「寒い中、ここまできて良かった…」と思いました。
感動と寒さがおそいかかって、僕は涙がでました。すごく寒いんだもの…
オホーツク海は流氷の絶好ポイント
流氷は北海道の北、ロシア方面から1月〜3月の間にやってきます。
ロシアから南へ流氷は流れ、最初に訪れる「オホーツク海」は絶好の流氷スポットなのですね。
上の3地点からの見学がベストです。
「オホーツク海ならどこでも流氷が見られるの?」
と疑問に思う方もいるかもしれませんが、オホーツク海ならどこでもよくはないのです。
上の「絶好ポイント」区間であれば流氷が港の中まで入ってきて、びっしりと覆い尽くす様子が見られます。
紋別から北の地域ではオホーツク海が目の前にあるものの、流氷は少し遠くに見える感じになります。
南へ南へと流れていってしまうからですね。
流氷までの距離が遠いの
遠くの海にあるのは…流氷かな?って感じだったよ
流氷観測のためには、紋別〜網走〜知床の区間が目の前で楽しめる場所になっています。
流氷の楽しみ方
- 砕氷船
- 流氷ウォーク
主な楽しみ方は2つ。
砕氷船はその名の通り、流氷を砕きながらガリガリと進んでいく船のことです。
「ガガガガ」と氷を削っていく音はしますが、意外とゆれない安全な船で、乗り心地もとても良いです。
テラス席から見学すると鬼のような寒さと風がおそってきますが、室内は暖かく幸せに流氷を眺めることができます。
もう一つは「流氷ウォーク」で流氷の上を歩くことができます。
網走や隣の斜里町でできるよ♪
実は流氷の厚さは時に1mにも2mにもなる非常に分厚くて頑丈な氷。
人間が乗るくらいではびくともしないのです。
100kgを超えるアザラシが乗ることも!
ドライスーツを着れば流氷が浮かぶ海に「ドボン」と飛び込むことだって可能です。
意外かもですが、冬の海中って暖かいのです。
「それは嘘だ!だって流氷が浮かんでる海だよ。寒いに決まってるよ。凍死しちゃう〜」
と思いませんか?実際に僕は思っていました。
そりゃそうだよ~
よくよく考えてみると
外の気温:-10℃〜-20℃
冬の海水:0℃以上
あれ、なんだか海の中の方が温かい気がしてきません?
動物たちも外が寒い時は海の中で過ごす動物もいるくらいです。
運がよければ「アザラシ」や「クリオネ」も見られるよ〜
国内の砕氷船は2つ。「ガリンコ号」、「おーろら」
日本で流氷を砕きながら走行する船「砕氷船」は2つだけ。
「さいひょうせん」って読むよ
ふ、ふーん(知らなかった)
なので砕氷船に乗るときは真冬に北海道の道東まで行く必要があります。
僕らは3年前、2019年の2月に紋別から「ガリンコ号Ⅱ」に乗りました。
その時の経験談になります!
- 紋別からガリンコ号Ⅱに乗ってみた
- 流氷見学はテラス席がオススメ
- はちゃめちゃに寒い!ガリンコ号の防寒対策
- ガリンコ号の料金や時刻表
- 現在は最新の「ガリンコ号Ⅲ IMERU」へ進化
紋別からガリンコ号Ⅱに乗ってみた
時期は2月の上旬、紋別市まで行ってガリンコ号Ⅱに乗りました!
同じ北海道といえども、うちのある室蘭近郊から紋別へは冬道だと8時間以上かかります。
なので4日ほど休みをとって、ゆっくり道東を目指す作戦で行ったのです。
道中1泊し2日目に車を走らせ、いざオホーツク海へ。
海が近くなって「いいか、そろそろだぞ。まもなく海が見えるぞ!」
「おちつけ~。おちつけ~~」
と言えどもなかなかオホーツク海は現れず。
急に視界がふっと開けるとそこは真っ白な雪原。
「あれ?この辺は海のはずなんだけど…」
「うわー!一面流氷だ!!港までびっしり詰まってるー!」
運が良く、流氷が海を覆っている時に紋別に行くことができました。
こうして無事にガリンコ号に乗ることになります。
その後に待ち構える恐怖(寒さ)を知らずに…
流氷見学はテラス席がオススメ
早くに並んだだけあって、テラス席の一番前を確保できました!
一番前の席→流氷を砕く様子が見られる
最前列はガリンコ号のドリルが流氷を砕きながら進む姿が見られる特等席。
「ガリガリガリ」と大きな音で氷を割りながら進む大迫力のガリンコ号!
乗船の時はぜひ外のテラス席から見学してほしいです。
「ガリガリ」と削る音がガリンコ号の由来なの
はちゃめちゃに寒い!ガリンコ号の防寒対策
2月の紋別は-10℃を下回ることもしばしば。
僕らがガリンコ号に乗った時は-20℃近い気温でした。
さらにテラス席の最前列だと風の影響を思いっきりうけます!
「風が強い、強い!さむ…さむい?いてててて、痛い!」
寒すぎて顔がすっごく痛いのです^^;
暖かい室内から見ることもできるよ
外から見たい時は↓の防寒アイテムをチェック!
▼防寒の必須アイテム
- 手袋(厚めの)
- ダウン
- 防寒用のズボン
- 冬用ブーツ+厚めの靴下
少し過剰なくらいの防寒グッズがあると間違いないです。
ダウンはフード付いていた方が頭ごとすっぽり覆えて◎です。
「風が強くて寒くてだめだ~」
そんな時はガバっとフードを被ればギリギリいけます。
耳を守ればだいぶ違うよ^^
ガリンコ号の料金と時刻表
現在はガリンコ号Ⅱとガリンコ号Ⅲがどちらも運航しており、料金が異なります。
大人 | 子ども | 幼児(小学生未満) | |
ガリンコ号Ⅲ | 4000円 | 2000円 | 無料 |
ガリンコ号Ⅱ | 3000円 | 1500円 | 無料 |
HPから予約すると10%割引になるよ!
▼ガリンコ号Ⅲの時刻表
1月14日 | 1月15日~20日 | 1月21日~31日 | 2月1日~28日 | 3月1日~31日 | |
1便 | 10:30 | 10:00 | 10:00 | 8:45 | 10:00 |
2便 | 12:00 | 12:00 | 12:00 | 10:45 | 12:00 |
3便 | 14:30 | 14:30 | 14:30 | 12:45 | 14:30 |
4便 | 16:15 | 16:15 | 16:15 | 14:30 | 16:15 |
※ガリンコ号Ⅲは上記に加えてサンライズ航海とサンセット航海があります。
▼ガリンコ号Ⅱの時刻表
1月 | 2月 (水曜日は運休) | 3月 (水曜日は運休) | |
1便 | 9:00 | 9:30 | 9:00 |
2便 | 11:00 | 11:30 | 11:00 |
3便 | 13:30 | 13:30 | 13:30 |
4便 | 15:30 | 15:30 | 15:30 |
詳細は変更される場合があります。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
船に乗っている時間は基本1時間ですが、流氷まで距離があるときは1時間半まで延長。
意外と揺れは少ないので酔いやすい方も安心です。
僕はとても酔いやすいけど、ガリンコ号はへっちゃらだった^^
現在は最新の「ガリンコ号Ⅲ IMERU」へ進化
僕らが乗った3年前はガリンコ号Ⅱでしたが、現在は最新の「ガリンコ号Ⅲ IMERU」と進化しています。
乗船人数が増えて、大きくパワフルに!
大きくなったことで、よりたくさんの人が乗れるようになりました。
さらに2階の客室やトイレはバリアフリーになり車いすの方も安心して楽しめます。
船内にはお土産ショップもあるので、ゆっくりお買い求め下さい^^/
往路は流氷楽しんで、復路でお土産みるといいよ◎
オホーツク海までのアクセス
まとめ→流氷見学は紋別か網走が◎
すっごく寒いけど一度は見てほしい!!
流氷によって埋め尽くされたオホーツク海は圧巻の景色です。
気温は氷点下―10℃にもなり冷えますが、見たら人生観が変わるくらいの可能性を秘めています。
冬の北海道旅行を考えている方は、道東のオホーツク海もとってもオススメですよ♪
流氷見て、そのまま知床に泊まるのもいいね^^
HISで行く、オホーツク海流氷ツアー!
▼参考記事はこちらです
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