北海道の田舎で暮らしたくて移住したいなと思っています。けど周りからは「生活できるの?」、「冬大丈夫なの?」と言われ決断ができません。どうやったら移住を成功させることができますか?
そんな悩みにお答えします!周りからいろいろ言われ決断に迷ってしまうことありますよね。実は移住を成功に導く方法はあります。冬だって快適にぬくぬく過ごせますよ。
■この記事を書いた人
〇名前:どんぐり♂
〇北海道へ移住し5年。北海道生活満喫中!
〇道内の観光地・美味しい物巡りが趣味
〇畑を借りて広めの家庭菜園を実施中
田舎へ移住してストレスが減り、自分の時間が増えました。家庭菜園の新鮮な野菜を食べて健康なハッピーライフを満喫中です。
今回の記事ではこんなことが書いてあります
- 北海道へ移住をやめとけと言われる理由
- 自身で決断できない理由
- 移住を成功に導くコツ
- 移住して得られるもの
結論から言うと迷っている方は移住してみるべきです。してみてわかることも多いですし、万が一失敗したからと言って人生終わるわけではありません。
何より自然の中で生活すると、食べ物は美味しいし、人は優しいし空気や水も綺麗でそういうのが合う人には最高の環境です。
まずは田舎への移住をやめとけと言われる理由について見ていきましょう。
「北海道へ移住」やめとけと言われる理由
「北海道(田舎)へ移住したい」
と声高に言っても
「やめた方がいい」、「冬は生活できるのか?」周りはそんな意見ばかり
そういったことを言われる理由は以下の通り
- 未知の場所に対して恐怖感がある
- 冬に関して不安がある
- 都会→田舎の流れが「普通ではない」という感覚
- ヒグマの存在
順を追って見ていきましょう。
未知の場所に対して恐怖感がある
1つ目の理由は未知の場所に対して恐怖感があることです
人は誰しも良くわからない得体のしれないものに恐怖心を抱きます。
この場合には
今の環境が一番安全で安心な暮らしができる
そう無意識に思い込んでしまってあなたに対して「やめた方がいい」と忠告しているのです。
しかし挑戦しなければ今の現状を変えられないことは事実。
現状のまま何もしないでいることもまた「リスク」なのです
■ 親は親自身の価値観の中で子どもに生きて欲しい
親は子に何かと干渉したがるもの。
「公務員は安泰」、「銀行なら安定の職業」。そんな価値観の中に「便利な暮らしをしたい」があります。
特に今の50~60世代の方たちは、バブル経験世代で都会で働くことに憧れやステータスがあった時代。
そんな世代に「田舎で暮らしたい」と話をしてもうまく理解できないのは至極当然です。
そして子どもに対して「地元もしくは都会で安定した職業に就くのが一番良い」という考えを持っているのです。
冬に関して不安がある
次は「北海道の冬が不安」です
特に雪の降らない地方の人からすれば雪国の恐怖・困難さは計り知れません。
けどそんなに北海道は雪が降るのでしょうか?
■ 積雪量は場所による
北海道内どこでも豪雪地帯ではありません。私が住んでいる地域は雪が少ないエリアで比較的住みやすいです。
北海道よりも青森や秋田や山形、新潟の豪雪地帯の方がよっぽど雪が降ります。
学生時代に山形県に住んでいましたが、あそこの方が重い雪がたくさん降りました。
雪かきのバイトもやりました(時給2500円)
「北海道はどこも豪雪地帯」と間違った認識があるため、「無理だ」と言う人が現れるのです。
■ 冬そんな環境に住めない?
よく言われました「そんな環境では住めない。すぐ戻ってくるに決まってる」って。
でもそんな環境に住んでいる人は大勢居ます。雪が多い札幌は200万都市ですし、北海道は都道府県の中で第8位の人口数を誇ります。
あの福岡県や広島県、京都府よりも多いのです!
これだけ多くの人が住んでいるのだから、あなたも快適に暮らせる可能性は十分にあります。
冬は室内で半袖短パンでアイス食べてぬくぬくできますよ!
都会→田舎の流れが「普通ではない」という感覚
普通じゃないことや自分の価値観に反することには反対する人が多いもの。
田舎から都会へ行く場合、人はみな
「田舎では仕事がないもの、しょうがないね」
と言い納得します。けれど逆の場合は
「どうしてわざわざ不便なところに行くの?」
と不思議がられます。
この「普通ではない」感覚が人の反感を買って、あなたに反対する人が多いのです。
ヒグマの存在
「北海道は怖いわ、町の中にヒグマがでるんでしょ?」
結論:出ません!
未だに勘違いして聞く方もいますが、町の中にヒグマや鹿は出ません。というかまず入ってこれません。
キツネやたぬきも山へ行けば見かけることがありますが、町中では現れないです。
「札幌で熊出没」なんてニュースがありますが、あれは札幌の南区の山で出没するのです。(南区は山間部が多い)
そして関東や東北の山にだってツキノワグマやイノシシも生息しているのです。
自分で決断できない理由
自分で移住したいと思ってもなかなか決断できない…
それは以下の理由が考えられます
- 現状維持バイアス
- 周囲が反対するから
これらを見ていきます。
現状維持バイアス
現状維持バイアスとは自分が経験していないことや知らないことを無意識に避ける心理的傾向のこと。失敗するのが怖くなり、挑戦をやめて現状が一番良いと思う思考のことです。
例えばスマホの料金プランが安くなるとわかっていても、高い今のプランを継続してしまう人が多いです。それはこの「現状維持バイアス」がかかっているからです。
■ 現状維持バイアスから抜けるには
〇何もせずに現状を続けることが最大のリスク
ということを認識することです。
都会で嫌な仕事をして、もんもんとしながら田舎に憧れているのなら、思い切って行動しましょう。
今の状態をだらだら続けてしまうこと自体がリスクです。自分の人生です。好きにやったもん勝ちです。
周囲が反対する
「そんなのやめた方がいい、ここにいるのが一番いいよ」
周りの友人・家族が反対してくると「そうだよなぁ、やめとくか」で納得してしまう人も多いでしょう。
それで納得してしまう方は
周囲の期待>自分の目標
になっています。周囲の期待に応えたい自分が居て、それは自分の目標よりも大事なこと。
それが間違いと言う訳ではありません。子どもが居たり、家族の事情でそうせざるを得ない方もいると思います。
■ 反対を押しのけるには
周りの期待に応える生き方でなく、自分がこうしたいと思う生き方をしていきましょう。
そして挑戦できる環境の方はすぐにでも行動しましょう。
周囲の期待<<<自分の目標
この思考がとっても大切です。
人生は1度きりです。どうしてもやりたいことがあるのなら、それに挑戦した方が後で後悔しないと思いますよ。
年老いた時、よぼよぼの身体で「あれをやっておけば…」そんな後悔をしないように今を生きましょう。
移住を成功に導くコツ
ここからは以下の4つに焦点を当てて成功に導くコツを見ていきます。
- 最初は雪の少ないエリアに住む
- 自分から周囲に溶け込む
- 都会との違いを楽しむ
- 良い仕事を見つける
最初は雪の少ないエリアに住む
結論としていきなり豪雪地帯に住んでしまうと、冬の生活が大変で移住失敗の可能性が高まります。
そのため最初は程よく田舎で、雪の少ないエリアに住むのがオススメです
■ 雪の少ないエリアとは
〇函館市を中心とした渡島地方
〇苫小牧・室蘭を中心とした胆振地方
上記2つの地方であれば雪も少なく、大きな町(苫小牧・室蘭・函館)に近いほど買い物などの環境も整っています。
苫小牧の隣、千歳市も雪が少なく住みやすいですね。それ以上札幌の方へ行くと徐々に降雪量が増えてきます。
自分から周囲に溶け込む
田舎では近所の方との交流がとても大切です。それはアパート・マンションでも同様。
「こんにちは!」って自分から挨拶するだけで「どこから来たの?」と自然と会話が広がります。
「田舎は合わない」と言う方はこれが出来ていない人が多いです。自分から声を掛けるだけで、驚くくらい心を開いてお話してくれますよ。
夏には大量の野菜をもらえたりと、近所の方と仲良くなることはいいことづくしです!
いつもお隣さんからいただいています★
都会との違いを楽しむ
お店は少ないし、電車・バスの本数は少ない。田舎は不便なことばかりです。
けどそれで不幸せって訳ではないのです。
- 高齢者が多くてのんびりした町
- すれ違っただけで大きな声で挨拶をくれる小学生
- 夜になると車通りも少なく静かになる町
- すぐそこに山があって、川が流れている
都会とは環境が全く異なります。
それを全部「不便だからつまらない!」と切り捨てるのでなく、そういうものとして田舎を受け入れて楽しんでいけたら素敵だなと思います。
良い仕事を見つける
業種にもよりますが
基本北海道の田舎の会社は「定時上がり」できるところが多いです。
通勤の専用バスが出ていることもあるので、それが出ている企業はほぼ間違いなく定時上がり可能です。終業後10分くらいでバスが出発しますからね。
最近はリクルートエージェントなど転職活動で間に人が入ってもらえるサービスがあるので、そういったのを使うと◎です。
聞きにくい給料の交渉や残業の有無、職場環境などを聞いてもらうことができます。
移住して得られるもの
移住して得られるものがたくさんあります!それを4つにまとめました。
- 綺麗な水、空気
- 美味しくて新鮮な食べ物
- 自分の時間
- 同じ考えの友人・知り合い
綺麗な水、空気
建物や車が少なく、山や湖が近いので水や空気が綺麗です。
あまり実感はなかったのですが、花粉も少ないのと合わせて20年付き合った鼻炎が治りました。
あれだけ苦しんだ鼻炎が治るとは…
山の方へ行くと湧き水なんかも湧いており、ひゃっこい水をいくらでも汲むことができます。
これでコーヒー淹れると美味しいんです
美味しくて新鮮な食べ物
新鮮な海鮮丼がいつでも食べられる!
北海道移住の最大のメリットの1つかもしれません。
お寿司屋(チェーン店除く)やスーパーなんかで売られている魚介類が大変美味です。
地元のお店であればまず外しません。どのネタも分厚くて新鮮で美味しい!
そして時期になると
- とうもろこし1本50円
- じゃがいも5kg500円
- にんじん10本100円
採れたての野菜たちがこの値段で販売されています。
最初は目を疑いました
新鮮な野菜はうま味がぎゅっと濃縮されていて美味しいですよ~
自分の時間
〇通勤時間の減少
私:片道40分→15分
妻:片道1時間→20分
〇残業時間の減少
私:残業平均毎日1~2時間→0
妻:残業平均毎日2~3時間→0
通勤にかける時間がだいぶ減りました。そして残業が0になって5時半には自宅に居られるようになりました。
だいぶ自分の時間が増えてストレスが減りました。その分こうやってブログを書いたり趣味の時間に充てられるようになりました。
その分収入は減りましたが…
■ ストレスが減って変わったこと
- ケンカをしなくなった
- 無駄使いが減った
- 何もしない休日が「ま、いっか」と思えた
妻と些細なことで言い争いをしなくなりました。きっとお互いに心に余裕が出来たからだと思います。
そして休みの日に買い物でストレスを発散せずに自宅でのんびりすることが増えました。
同じ考えの友人・知り合い
北海道に限らず、田舎好きで移住したコミュニティがどこにでもあります。
そんなところで知り合いになった方は同じような考えの方が多いです。
- 週に3日だけ働くパン屋さん
- 古民家をDIYでリフォームして民宿をオープンした方
- 好きな物だけに囲まれた雑貨屋さんを開いた方
みなさん「都会よりも田舎が好き」で移住してきた人ばかり。すぐ仲良くなれます。
ガツガツ働きたい!というより「スローライフを送りたい」な方が多いですね。
そこから交流が生まれておうちに招待されたり、人を紹介してもらえたりと楽しい時間を作ることができます。
まとめ
本日のまとめです。周囲から反対も多い北海道への移住を成功させて、そこで得られるものについて解説しました。
〇移住した先の生活で得られるもの
- 綺麗な水、空気
- 美味しくて新鮮な食べ物
- 自分の時間
- 同じ考えの友人・知り合い
みんながみんな田舎が合うわけではないですが、上記のものが比較的手に入りやすく、マイペースで生きやすいのが田舎の良いとこだと思います。
都会で人間関係に、仕事に、環境に疲れたら私のように田舎へ移住するのも全然ありです。
正直、今はとても幸せです
それは「逃げ」ではなく新しい「選択」です。生き方は1つではありません。
「みなさんがそれぞれ自分にあった、自分らしい生き方ができたらいいなぁ」
そんなことを私は思うのです。
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