「北海道への移住で後悔する人は、どんなことに後悔しているの?」
「実際に移住した人から成功のコツを聞きたい」
この記事はそんな方に向けて書いてます。
こんにちは、どんぐりです!
このブログでは北海道への移住した僕の経験談を中心に解説しています。
移住してみて後悔している人も多いと聞きました。どんな人が移住に失敗してしまうんでしょうか??
以上のように実際に北海道へ移住して、うまくいかなかったという質問にお答えします。
▼この記事の内容
- 北海道移住を後悔する理由
- 北海道移住を後悔しないための対策
- 北海道に移住して感じたたくさんのメリット
- 北海道への移住は仕事がない?
▼記事を書いている人
名前:どんぐり♂
関東から北海道に移住して5年
自然や田舎、畑が大好き
本記事では北海道に移住してみて、後悔している人の声をまとめました。
後悔している人は「冬の寒さ」や「田舎の不便さ」、「給料の安さ」に悩んでいる人がほとんどです。
都会とは大きく異なる北海道の環境に戸惑い、「こりゃやばい」と思ってしまうのですね。
僕が実体験から移住を成功に導くコツを書いたので、これから田舎へ移住を考えている方は参考にしてください(^○^)
実際に移住したら楽しいことばっかよw
北海道移住を後悔する理由
ネットを検索をすると「北海道移住、後悔」のワードがけっこうな数出てきます。
「北海道最高!移住してよかった」と感じる人もいる反面、「こんなはずじゃなかった。帰りたい…」と感じる人がいるのも事実。
後悔している方はどんなことに後悔をしているのか。
周りの移住者に聞いたり、調べたりして以下6点にまとめてみました。
- 給料が安い・低い
- 買い物が不便
- 雪・寒さが大変
- 暖房費がかかる
- 大きな病院・産婦人科が少ない
- 車が必要になる
う~んどれも田舎・雪国ならでは…
給料が安い・低い
首都圏や都市部に比べると北海道のお給料は低めです。
北海道含め地方はどうしても収入の差があるのが現状です。
最低賃金を比べてみると以下のような差があります。
▼最低賃金を比較(時給)
北海道…920円
東京…1072円
大阪…1023円
福岡…900円
※厚生労働省より
福岡より高かったのは意外!
年収で比べるとこんな感じでした。
都会から移住する方は年収がガクッと下がる人がほとんどだと思います。
僕の場合でも100万円近く年収がダウンしてしまいました。
そのため「これだと生活が厳しい!」と思う方もいるかもしれません。
僕もだいぶ下がったのだ…
買い物が不便
田舎はお店まで距離があったり、必要以上に時間がかかります。
札幌や旭川など都市部は不便さを感じませんが、地方に行けば行くほどお店の数が減り、買い物が不便になります。
うちから最寄りのイオンモールまで車で2時間かかるよ!
約100km離れているの…
僕が北海道に来て、最初に住んだ町はこんな感じでした↓
▼人口3000人の小さな町
- 大きなスーパー(COOP)まで30分
- 本屋まで30分
- ホームセンター20分
※所要時間は車でかかる時間
そのため何をするにも車が必要になります。
「めんどうだなぁ」と思いつつ、その都度時間と労力をかけて出かける必要があるのです。
雪・寒さが大変
移住前からわかっていましたが、本州と比べると冬の厳しさは半端じゃないです。
特に僕は雪の降らない栃木県からの移住だったので、余計に冬の厳しさを感じました。
▼真冬(1月)の気温
平均最高気温 | 平均最低気温 | |
北海道(札幌) | -0.4℃ | -6.4℃ |
東京 | 9.8℃ | 1.2℃ |
大阪 | 9.7℃ | 3.0℃ |
福岡 | 10.2℃ | 3.9℃ |
平均最低気温は-6.4℃でしたが、体感だと毎日-8℃くらいまで下がっていた印象です。
特に寒い日は-10℃を下回ることも何日かありました。
ひゃっこい!!
そして雪国に住むと避けられないのは「雪かき」
最初は楽しかった雪かきも、日常になってくると「また雪かきか…」と思うように。
また12月〜2月は道路が凍結するので、圧雪・アイスバーンの道を走るのが怖いです。
厳しい冬の環境にやられ、「帰りたい」と思ってしまう人が多いのでしょう。
そうならないために北海道の中でも「雪の少ない地域」への移住や、雪かきをやってもらえるアパートへ住むのがおすすめです。
管理人さんが除雪機でやってくれたりするよ
すごく助かるのよね^^
暖房費がかかる
寒さが厳しい北海道では、冬の暖房代が高額になりやすいです。
というのも11月〜6月頭くらいまで暖房をつけるので、寒さの基準が本州と異なるのです。
6月が暖房の時期って初めて知った…
道民の暖房の使い方は中々激しく
- 暖房30℃設定は当たり前
- 半袖+短パンで気分は常夏
- アイス・ビールが最も売れる時期
こんな使い方をするので、暖房代だけで月4万円も5万円もする家庭もあります。
1月に友人の家におじゃました時は室温が31℃まで上がっており、まさに「真夏」が広がっておりました。
ひゃー!外は−10℃なのにw
とはいえ我が家みたいに暖房は程々にして節約して使えば、月1〜2万円の範囲で収めることも可能です。
冬季手当(暖房費)は10万円弱出る会社が多いので、そこまで怖がらなくても大丈夫だったりします。
大きな病院・産婦人科が少ない
小さな町に住むと大きな病院まで1時間以上かかるのもザラです。
町中にも小さな診療所はあるのですが、手術や出産ができるような病院は大きな町にあることが多く、どうしても遠くなるのです。
特に出産できる場所は都市部に限られます。
あまり田舎すぎる場所に住むと、環境は美しいものの「病院まで遠すぎる!」なんてことになるので、注意が必要です。
手術・出産は遠方でする人も多いのだ
車が必要になる
北海道に限らず、田舎では車がほぼ必須になります。
都会のように電車やバスが走っていないことが多く、あっても数時間に1本なんてことも珍しくありません。
実際に僕の住んでいた町では1時間に1本電車が来るだけでした。
学生さんの通学時間帯だけ2本に増えるよ
1両編成のかわいい電車よ
仕事に買い物に、生活の全てに車が必要になるのが田舎なのです。
車を持っているだけで
- 購入費用
- 保険代
- 車検代
- タイヤ代
- 税金
これだけのお金が必要になります。
何かとお金がかかり、負担が重くのしかかってくるのです。
何かと維持費がかかるのよ…
北海道移住を後悔しないための対策
移住してみて、「こんなはずじゃなかった!」とならないために対策をしていきます。
それが以下の5つ。
- 給料は下がるけど、支出も下がる
- 雪が少なく、温暖なエリアに住む
- 冬に必要な装備を整える
- 自然豊かな環境を楽しむ
- 町中に住めば車なしでもOK
給料は下がるけど、支出も下がる
北海道は給料が安いのですが、物価や家賃が低いので自然と支出を抑えられます。
そして毎月残るお金は、都会も北海道も変わらなかったりします。
僕が関東で働いていた時と、移住してからの毎月の収入(手取り)と支出はこんな感じです↓
▼移住前(年収500万円)
収入…26万円
支出…16万円
貯金=10万円
▼移住後(年収380万円)
収入…20万円
支出…8万円
貯金=12万円
※どちらも1人暮らしの時で比較
収入は減ったのに、貯金は増えた謎…
ほんと不思議だったねぇ
収入が減るのは間違いないですが、合わせて支出も減るので、そんなに心配しなくてOKなのです!
雪が少なく、温暖なエリアに住む
北海道は全ての地域が豪雪地帯と思っていませんか?
実は道内にも比較的暖かくて、雪が少ないエリアがあるのです。
それは太平洋側にある「胆振(いぶり)地方」になります。
▼胆振地方って?
新千歳空港のある千歳市から南へすぐ。
苫小牧市や室蘭市があって、東西に長いエリアが胆振地方になります。
このエリアが北海道の中でも最も雪が少なく、かつ温暖で住みやすいといわれる地方なのです。
僕の住む伊達市も胆振に入るよ
札幌や旭川に比べたら、ずっと雪は少ないよ^^
雪が少なければ雪かきや交通障害の影響も少なくなり、快適な北海道ライフを送ることができます。
冬に必要な装備を整える
冬に必要な防寒具が整えば、雪の日でも吹雪でも暖かくぬくぬくに過ごせます。
というのも本州で使っていたアウターは北海道では寒すぎて、使えないことが多いです。
まず絶対にそろえたいのは以下の3つ。
- ダウン
- スノーブーツ
- 手袋(スキー用でOK)
ダウンは3万円以下でも、北海道で使える十分に暖かいものがたくさんあります。
ユニクロのダウンも最高だよ!
加えて寒さを感じやすい足先、指先の防寒は必須です。
ブーツはシロクママークのソレルが1万円ちょいで防寒+防水の最高の相棒が手に入ります。
>>【ソレル】ティボリⅣの評価。大雪の北海道で使ってみたら…
手袋はホームセンターでも手に入るスキー用の手袋で十分OKです!
さらに余裕があったら、ズボンを防寒の物にできると冬対策はバッチリですね^^/
不便も楽しめたら最高!
住む場所が田舎だと、買い物も病院も遠くて何かと不便を感じることも多いです。
徒歩圏内にコンビニがなかったり、スーパー行くのに隣町まで行くのもザラにあります。
けど悪いとこばかりでなく、いいとこにも目を向けてみましょう^^
- 大自然がすぐの環境
- 人との付き合いが豊か
- 静かな環境でストレスフリー
田舎は田舎で素晴らしいことがたくさんあります。
探せば娯楽もたくさんありますし、山・川・湖が近くてアウトドア好きにはたまらない環境ですね!
キャンプも釣りもスキーもやり放題!
全てうちから30分圏内よ~
都会にはない、田舎の不便さを楽しんでいけたらバッチリです^^/
無駄な買い物に行かなくなって、自然と貯金も貯まりますよ!
町中に住めば車なしでもOK
札幌はもちろん旭川や苫小牧、帯広などそれなりに大きな町なら車なし生活が可能です。
バスやタクシーもたくさん走ってますし、車が必要な時はカーシェアリングもあります^^
実際に僕の友人で室蘭市(人口8万人)や伊達市(人口3万人)でも車なしで生活している人が普通にいます。
共通するのが駅や役場の近くなど、町中でも買い物がしやすい立地にみなさん住んでますね。
伊達でもカーシェアがあるから、全然大丈夫なのだ
札幌や空港までは都市間バスがあるから安心よ
田舎でも市街地に住めば、車なしで不便を感じずに生活が可能なのです。
北海道に移住して感じたたくさんのメリット
- 食べ物おいしい
- 北海道旅行に行き放題
- 大自然に包まれ、ストレスが減った
- おおらかな人が多く、すぐに受け入れられた
北海道に住んでみて「ほんとよかったよ~」と思えることがたくさんありました。
人が少なく自然が豊かでのびのびと生活ができています。
中でも特に食べ物がおいしいのは格別に幸せですね!
▼はちゃめちゃにうまい北海道グルメ
- お寿司
- 海鮮丼
- 豚丼
- 味噌ラーメン
- ジンギスカン
- スイーツ全般
海の幸、陸の幸と何を食べてもほっぺが落ちるおいしさでした!
おかげで少し太ったぜw
う…私も^^;
道民に聞くと「そんなにおいしいかぁ?」なんて反応が返ってきますが、
「今日もおいしくて幸せです!ごちそうさまでした!」
北海道への移住は仕事がない?
田舎や北海道には仕事がないと思われていると思います。
地方には会社の数自体が少ないので、求人の数だけ見れば確かに少ないです。
とはいえ調べてみると田舎こそ人手不足は深刻で、結構な求人数が出ています。
▼北海道で求人の多い仕事
- サービス・環境業
- 医療・福祉関係
- 製造・建築・工場関係
観光のお仕事が多いよ!
私たちみたいに病院関係も多いのよ~
「田舎に仕事が少ない」のは昔の話で、
今は田舎こそ人が減っている分、たくさんの求人が出ているのです(^O^)
60代でもまだまだ若手!
北海道移住支援金
東京をはじめとした首都圏からの移住は「移住支援金」が交付されます。
対象となる方はかなり大きな金額がもらえるので、引越しや準備資金にあてることができます。
▼北海道移住支援金の詳細
うちの場合は妻が対象だったのですが、移住当時にこの制度があれば…とちょっと悔しいです。
もらいたかったなぁ
これから移住される方は忘れずに申請すれば、初期費用をかなり抑えての移住ができますよ!
まとめ→北海道移住は後悔もなく、毎日が楽しいよ
北海道へ移住して後悔する方は、大体下の6パターンです。
- 給料が安い・低い
- 買い物が不便
- 雪・寒さが大変
- 暖房費がかかる
- 大きな病院・産婦人科が少ない
- 車が必要になる
給料の低さや冬の厳しさにやられてしまい、「帰りたいなぁ」と後悔してる方が多数でした。
とはいえ事前に対策を知っておけば、後悔する確率をぐーんと下げることができます。
- 給料は下がるけど、支出も下がる
- 雪が少なく、温暖なエリアに住む
- 冬に必要な装備を整える
- 自然豊かな環境を楽しむ
- 町中に住めば車なしでもOK
北海道への移住は環境が大きく変わるので、不安なことがたくさんあると思います。
知り合いが少なかったり、雪道や冬が大変だったり。
僕も最初は苦労しました…
しかし1年も住んでしまえば、すっかり慣れて快適に暮らすことができます。
何より食べ物がおいしいのと、自然が近い環境は個人的に最高です!
「田舎暮らしがしたい」と思っている方には、「北海道暮らし」もなかなか快適ですよ(^O^)
▼参考記事はこちらです
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