2023年3月8日に書きました。
「田舎の近所付き合いってどうなの?」
「面倒なことはあるの?」
「近所付き合いのいい面が知りたいな」
この記事はそんな方に向けて書いています。
こんにちは、どんぐりです!
こっち(田舎)に移住してから、近所の人と話をしたり一緒に雪かきをしたりすっかり仲良しになりました。
受け入れてもらえてうれしい^^
面倒と思われている「田舎の近所付き合い」
実際は楽しくて、いいこともたくさんあることを移住者の視点からお伝えします。
▼この記事の内容
- 田舎の近所付き合いとは
- うまく近所付き合いをするコツ
- 近所付き合いのメリット
結論から言うと田舎では近所の人と仲良くなると重要な情報が入ってきたり、おすそ分けをもらったりが頻繁にあります。
さらにみんな顔見知りなため、子どもが遊んでいても見守ってくれたり、声をかけてくれたりとうれしいことも。
内容を読めば田舎の近所付き合いの良さ、楽しさ、そしてたくさんのメリットがわかりますよ^^/
それではいきましょう!
▼この記事を書いた人
名前:どんぐり♂
関東から北海道へ移住して5年
自然や田舎、畑が大好き★
「受け入れてもらえるか…」なんて心配してたけど
住んでみたら、みんないい人だらけ!
こちらから心開いたら自然と仲良くなれるよ。
田舎の近所付き合いとは
都会の人はわからない人が多いかも…
古き良き日本の生き方が、そこにある。
都会と違い田舎には独自のコミュニティがあり、近所の方との交流が盛んです。
両隣とはもちろん、同じ地域に住む人との付き合いは住んでいく上で必要なものです。
自然と会話が始まるよ^^
とはいえ「近所付き合いって具体的に何?」と思う人も今は多いと思います。
実際に移住して僕らが体験した「近所付き合い」をお話しします。
人との交流は楽しいものだよ♪
立ち話で近況報告
回覧板を通して会話が弾む
回覧板を回しに行くと、そのついでに立ち話が始まる率が高いです。
都会では回覧板がないとこもあるかも
「こんにちは、回覧板です~」から話が始まることが多いですかね。
「近所で行われている工事のこと」
「最近引っ越してきた人のこと」
「町の行事やイベントのことなど」
近所のことや町のことを話すことがほとんどです。
時間がないときに話が始まると困るよ~
対策があるよ!↓を読んでね♪
「察してほしい」は苦手な人が多いです(僕もそう)
田舎では(僕の地域では特に)時間がないことや、意見をはっきり伝えるのが大事です。
「仕事行く前に回覧板持ってきました。これから行ってきますね」
「あら忙しいのにありがとう。じゃあ行ってらっしゃいね~」
こんな感じで時間がないことをはっきり言うと、会話もすぐに終わります。
察する能力は低いけど、コミュ力高い人が多いなぁ
「こちらのことを察してくれない…」ではなく、
「こっちからしっかり伝える」ことが重要だったりします。
向こうも意見はハッキリ言ってくるからね
町内会のゴミ拾い
年に数回ある。強制ではない集まり
田舎では町内会に入ることがほとんどで、町内会では年に何度かのゴミ拾いがあります。
週末の午前中に行われ、参加は任意なので年配の方が目立っています。
子ども連れで参加する人もいるよ
ゴミを拾っている最中や、始まりと終わりに話す機会が多く、自然と交流ができるイベントです。
強制ではないので、参加しなくても何も言われません。
僕らも参加したのは数回だけ
けどたまーに参加すると「若いのにえらいわね~」なんてお褒めの言葉をいただけます^^/
町内会の集まり
今はコロナの影響でだいぶ少なくなった
2023年の現在、町内会の集まりはほとんどありません。
ほとんどというか、去年は0でした。
町内会の班長をやっているので、班長の集まりは1度だけ
昔は町内会のお祭りや運動会など様々な行事があったのですが、今は全くなくてさびしいですねぇ。
雪かきで一体感を感じる
冬の自然な一体感
冬は環境が厳しいせいか、乗り切るために自然と一体感が強まります。
生きるために助け合うのは、生き物の本能なのかもしれませんね。
それを最も感じるのは雪かきの時です。
「いやぁ、今朝は降りましたね」
「少しだけど、雪かいときました」
「今日はしばれる(寒い)ねぇ」
朝の時間帯はどこも雪かきをしているので、自然とこんなやりとりが行われます。
動いて雪かきしながらね
完全に止まって、話だけの人もおるけどw
僕らはまだまだ若手で、お年寄りの多い田舎では家の前を雪かきしてあげることも多いです。
雪かきはいい運動ですからね^^
といっても家の前の雪を寄せるだけなので、数分で終わります。
するとうちが仕事で不在の間、どっと雪が降った時には駐車場の雪かきをしてもらえたことも。
車を停めるのに雪かきが必要になるから、本当に助かるんだ!
本当ありがたいよ~
こういう気遣いや交流が暖かくて、とっても好きです。
田舎に移住してよかったな~と思う瞬間なのです。
うまく近所付き合いをするコツ
「田舎の近所付き合いが苦手」
「どういう風に近所の人と仲良くなればいいの?」
そう思う方も多いと思います。
かつての僕がそうでした
ここでは田舎に移住してなんとかうまく(?)やれている僕が、心がけている近所付き合いのコツを2つだけお伝えします。
自分のことをオープンに話す
自分からオープンになれば、相手も自然と心開いてくれる
新しい土地に住んだ僕たちは、地元の人からしたら「よそもの」です。
よそから来たよくわからない人に対して、多少なりとも警戒心があるのは自然なことなんです。
特に狭い田舎社会ではなおさら
そして自分のことを話さなかったり、地域になじむ努力をしないと
「新しく引っ越してきた人は、よくわからん人だ」とウワサが立つのも当然の流れになりそうですよね。
意外ですが地元民は、自分から知らない人に声をかけるのが苦手です。
逆に知っている人には、知り合い程度でもガンガン話しかける
なのでこちらから積極的な声掛けが大切。
引っ越した時はもちろん、外に出ているときや散歩している時など
「こんにちは!新しく引っ越してきた◯◯です」
「今日もいい天気ですね!毎日こんな天気ならいいなぁ」
こんな感じで自分から声掛けをしていくと、自然と知り合いも増えて立ち話をする人なんかも増えていきますよ。
自分からの声かけに加えて、「自分がどんな人間か」を話すと受け入れられるのも早くなります。
僕の場合なら
「関東から引っ越してきた、どんぐりといいます」
「家族は妻と2人暮らしで、A病院に勤務しているんです」
どこから来た人間か、勤めはどこかなど話をすると地元の人も「こういう人間が来たんだなぁ」と一気に距離も近くなります。
仲良くなって打ち解けるには、相手を知るより自分をオープンにするのが簡単で効果抜群です!
田舎のルールを守る
郷に入りては郷に従う
正直田舎に移住すると「それって今の時代おかしくない?」と思うようなこともあります。
▼各地にある田舎の変な風習
- 町内会の集まりが頻繁
- お葬式の準備は女性陣
- 男性陣は消防団に入る
などなど。※これは一例で、僕の田舎の風習ではありません
しかし、よそものの自分が「おかしい」と口にしたところで、地元民の反発を買うのは目に見えています。
僕だってよそから来た人に、「ここが変だよ」と言われたら嫌だもの
なので「その地域の文化・風習」に合わせるのが一番です。
合わせられない人は制限のある田舎よりも、都会の方が向いている可能性が高いです。
実際に僕の移住した地域の近隣では「元の住人達vs移住者達」の争いがあり、なかなかやっかいな問題のよう。
どうしても合わない時は、さっさと引っ越してしまうのがベスト。
そのためにも、家を買う時はその土地のことをよーく知ってから買うのが1番だよ!
基本はその土地に住んでいる先人たちにリスペクトを持って接すれば、自然とうまくいけますよ^^/
近所付き合いのメリット
田舎の近所付き合いはいいことだらけ
田舎でたくさんの人と交流して生活するのは、たくさんのメリットがあります。
デメリットは何もなく、いいことだらけです。
ここでは僕が体験した近所付き合いのメリットを3つに厳選して紹介します^^/
地域の重要な情報が入ってくる
人to人の情報が一番早い
人から人への情報伝達の早さがとっても早いです。
ネットもある現代社会でこの早さ+正確さは驚異的。
SNSなんて必要ない^^
きっと伝言ゲームなんかやらせたら、すっごい強いですよ。
▼今までに得られた情報
- 新しいお店のオープン情報
- 近所の工事の情報
- 腕のいい美容室の情報
- 安くて親切な整備工場の情報
全部、近所の方から教えてもらった情報です。
美容室や車の整備工場は、すべて教えてもらったトコに通っています。
口コミは間違いないなぁ
工事現場を見かけて近所のおばちゃんに聞いてみると、「あれね来年の3月まで工事してるんだよ」と教えてくれたり
工事期間もやけに詳しくて、何ができるかも知っている謎…
どこにでもいる、情報屋のおばちゃん
「新しいケーキのお店が先週できたよ!おいしいんだよ」とオープンしたての情報をもらえたりもします。
最近では町にできた、ジムの情報も開店前から知ってたりします。
おばちゃんジム行かないだろうに…
今の家に住む前のころ、空き家を探していた時期があります。
ネットで探しても地元の不動産や空き家情報は限られたものばかり。
ところが何人か地元民に声をかけておくと驚きの結果が。
1ヶ月で4件も紹介してもらえた
たくさんの空き家を紹介してもらい、実際に中も見せてもらえました。
その後も定期的に空き家情報をもらったよ
契約には至りませんでしたが、地元民の情報の早さとネットワークの強さを認識した瞬間だったのです。
おすそ分けをしたり、もらったり
個人的には田舎暮らしを一番感じられる、うれしい瞬間が「おすそわけ」の文化です。
農家さんの知り合いも自然と増えると、出荷できない野菜やおいしい旬の野菜をもらえることが増えます。
トマト1ケース(20個くらい)もらったり
レタス5個もらったことも
いただいたら、そのうち別のものでお返ししたりします。
後は自分の家で作っている野菜が大量にできたら、近所の人に配って喜んでもらえるのも最高ですね!
もらうときもあげる時も、「相手を思いやる心のやりとり」が一番うれしいですね〜^^/
地域が子どもを見守り、防犯面にすぐれる
不審者がいると一発でわかる
田舎はせまい社会のため、見知らぬ人がうろついているとすぐにわかります。
「あそこに、変な人が歩いていたよ」なんて情報共有がされて、地域全体で警戒することもあります。
その反面、知り合いにはすごくゆるかったりw
常に地元民達の目があるので、子どもたちだけで安心して遊ばせることも可能です。
ダメなことをしたらおじちゃん・おばちゃんがしかってくれたり。
不審者がいたら大人たちが守ってくれたり。
変な人がくるとすぐわかるので、そういう意味で地元の人が見守ってるのはとても安心できます。
都会で遊ばせるより、安全でないかな~
まとめ→田舎の近所付き合いを楽しめると、メリットもたくさん
地域に馴染んだら、いいことがいっぱい!
近年では面倒事として考えがちな近所付き合いですが、慣れたらいいことがたくさんあります。
むしろメリットしかないのだ♪
- 地域の情報ゲット
- おすそわけ
- 地元民の防犯機能付き
「近所付き合い」と聞くと少しマイナスなイメージがあるかもしれません。
けど地元の人との交流はとっても楽しいもの。
人生の先輩からは役立つ話もたくさん聞けるよ^^
フツーの世間話も多いけどね
昔は人と人が交流して、協力し合って生活をしていました。
そんな古き良き日本の風景・伝統が残っている田舎。
近所の人たちと楽しく話をしながら、のんびり暮らしていると
「やっぱり田舎はいいなぁ」そんなことを、毎日思うのです^^
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