この記事は2023年2月25日に書きました。
「オール電化は電気代がすごく高いってテレビで観たけど…」
「北海道でオール電化の家は実際どのくらい電気代がかかるの?」
「新しく家を建てる予定で、オール電化住宅の体験談を聞きたい」
この記事はそんな方に向けて書いています。
こんにちは!去年の12月から電気代が上がってしまって、びっくりたまげたどんぐりです。
たまには値下げもしてほしいぜ
今回は2022年に平屋でオール電化住宅を建てた僕が、実際にかかっている電気代についてのお話です。
▼この記事の内容
- 実際の冬にかかった電気代
- 家族が4人の時の電気代を考察
- 北海道のオール電化でも、あまり電気代が高くない理由
- わが家でも電気代は去年より上昇…
結論からお話すると、最も高かった1月(12月使用分)で27000円です。
2月は補助金もあったので22000円でした。
オール電化住宅の電気代がひと月10万円だなんて、テレビが不安をあおりすぎだと感じています。
僕らが2人暮らしというのもあるけど…
10万円以上だなんて、一部の家庭を過剰に報道しすぎだと思うわ^^
内容を読めばわが家の電気事情や、オール電化住宅の電気代についてわかりますよ^^/
それではいきましょう!
▼この記事を書いた人
名前:どんぐり♂
関東から北海道へ移住して5年
自然や田舎、畑が大好き
「電気代がすごく高い!オール電化は地獄!!」
なんて報道されているけど、実際そんなでもないよ(値上がりはつらいけど…)
実際の冬にかかった電気代
2022年12月→15499円
2023年1月→27853円
2023年2月→22131円
わが家で実際にかかった電気代は上の通りです。
下は実際の請求画面だよ
▼うちの概要
・木造平屋3LDK(2022年築)
・妻と僕の2人暮らし
・お風呂もコンロも電気
・暖房はエアコン1台の全館空調。設定温度は24℃で12月からつけっぱなし
灯油やガスは一切使わず、コンロはIH、お風呂はエコキュートの完全にオール電化の住宅になっています。
屋根には太陽光パネルがのっているよ♪
夜間時間(22時〜8時)までが割安の「eタイム3プラス」プランに加入しています。
>>【ほくでん】値上げ後、1月の電気代は?オール電化で最高額を更新
家族が4人の時の電気代を考察
冬に妻の姉夫婦(子ども含め3人)が滞在。その時の1日あたりの電気代を考察
僕らが夫婦2人暮らしなので、電気代が安いのもあるかもしれません。
なので姉夫婦がわが家に滞在して、合計4人になった時の電気代を考察しました。
1日あたりの電気代や週・月単位でも見れるんだ
遠くから遊びにきてくれたの♪
4人になった時も2人暮らしの時と比べて、電気使用量は2割程度しか増加しませんでした。
冬の1日あたりの使用量の約20KWhに対して、23~24KWhまで増加するイメージです。
▼人が増えても、電気使用量があまり増えない理由
- 全館空調なので、暖房は人数関係ない
- お風呂でのお湯の使用量が増えるので、その分だけ増加
暖房は家全体を温めているので、1人でも100人でも暖房費は変わりません。
人が増えて暖かくなった分、暖房費は安くなるような…
お湯の使用量だけはどうしても増えるので、エコキュートで沸かすお湯分だけ電気代は増えます。
お湯を作る深夜は割安な時間帯なのだ
なので主に増加するのは、日中ではなく深夜にお湯を作る電気が増えるくらいです。
全部を計算すると、4人家族と仮定して電気代が2割ほど上昇。
すると最も電気代が高かった1月の27000円が、33000円まで上がる計算になります。
どうですか?どんなに頑張ってもオール電化でひと月10万円どころか、5万円にすら届かないのです。
暖房器具や断熱をしっかりやれば、今のオール電化はとても効率いいよ!
北海道のオール電化でも、あまり電気代が高くない理由
北海道のオール電化住宅でも電気代が高額にならない理由を5つにまとめました。
- 家の体積が小さい
- 断熱性能が高い
- 家でも暖かい服装をしている
- 電気代の安い時間帯に集中して使う
- 暖房はエアコン(orストーブ)のみにする
いっこずつ見ていこう!
家の体積が小さい
建坪は24坪の3LDKの平屋
わが家は大きさ自体そんなに大きくないのが、暖房費の節約に貢献しています。
さらに平屋なので2階建てに比べると体積が少ないため、少ないエネルギーで家全体が暖かくなります。
家が小さいと暖房と冷房の効率がいいのだ♪
物も増えないから節約にもなるよ^^
「大きい家はうらやましいな~」と思うことはありますが、ランニングコストを考えると小さな平屋は住みやすくて便利です^^/
階段や段差がないので、年をとってからもいいなぁと思っています。
断熱性能が高い
断熱機能は北海道ではすごく大切
エコで省エネな住宅には断熱性がとても大事です。
断熱性が悪いといくら暖かくしても冷たい風が入ってしまい、熱効率が悪くなります。
風通りが良すぎるのも問題なんだなぁ
結果として電気代や灯油代がかさんでしまうしまう結果になるのです。
断熱性を表す数字にUA値というものがあるよ
UA値は低いほど断熱性が良く、省エネ住宅ってことだよ
国が定めた断熱性の基準(断熱等級)があり、東北地方や北海道はその基準が高めです。
そのため北国の家は、関東や関西の住宅に比べると断熱性・気密性にすぐれたエコ住宅になっています。
わが家は断熱性能がすぐれたハウスメーカーさんにお願いしました。
北海道内でも特に断熱性能にこだわったメーカーさんでした
おかげで少しコストはかかったものの、UA値が0.2以下になり、すごく断熱性にすぐれたエコ住宅が完成したのです。
ZEH(ゼッチ)にも該当して、補助金も出たよ
建築費用は少し増えてしまいますが、長く住む期間の光熱費が安くなるので
「光熱費の差額で元が取れるなぁ~」そんなこと考えて家を建てました^^
家でも暖かい服装をしている
家の中でも長袖+フリース+もこもこ靴下を愛用
家の中でも暖かい服装をしている…「当たり前でしょ」と思う方も多いはず。
北海道の家庭ではガンガン暖房を焚いて真夏のようにし、薄着で過ごす人がとても多いのです。
実際におじゃました家では室温が30℃近かったり…
最初はカルチャーショックだったのだw
僕らは夫婦二人とも関東出身ということもあり、家の中は必要な分しか暖房を焚きません。
エアコン(全館空調)の設定温度は24℃
点けたり消したりすると効率が悪いので、11月下旬~4月くらいまで暖房はつけっぱです。
室温は常に24℃に保たれているので、薄着だと寒いですが長袖着れば十分にOK。
↓こんな感じの着る毛布や室内用靴下が大活躍するのです^^
室内用の靴下はとても暖かいよ!
電気代の安い時間帯に集中して使う
電気プラン「eタイム3プラス」→22時~8時が安い!
ほくでんの「eタイム3プラス」の電気プランを利用しており、22時~8時の時間帯は日中の半額以下で電気を使えます。
そこで以下のことを意識して行っています。
- 洗濯機の使用は朝方
- ドライヤーは22時以降
- 朝ごはんの用意は8時までに終わらせる
ヘアーアイロンも8時までにやっちゃうよ
洗濯機はタイマー機能を使って、朝の7時くらいまでに終わるようにしています。
朝に洗濯物を干せて、安い時間帯に使えるのでオススメ。
その他ドライヤーやキッチンなど電気を多く使う家電は、(なるべく)安い時間帯に使えるようにしています。
「必ず」やろうとすると苦しいので、「なるべく」を意識してるんだ
休日にクッキー焼くときは、朝に作ることもあるの♪
暖房はエアコン(orストーブ)のみにする
床暖房やパネルヒーターは電気使用量が多い
寒冷地エアコンのみを使用することで電気代を抑えることができます。
暖房器具を比較すると、床暖房とパネルヒーターは電力をより多く使います。
じんわり優しく温まるメリットはあるよ♪
エアコン暖房は乾燥もするので、加湿器も使ってます↓
乾燥は美容の敵なの!
北海道の住宅では灯油ストーブ派の方が多いと思います。
ストーブでのセントラルヒーティングでも効率よく室内を温められます。
火の暖かさはいいよね~
一番の理想は自分の山を持っていて、薪ストーブを使う場合ですね。
燃料費はタダで、薪のやんわりとしたぬくもりが、身体に染み渡るんです^^/
薪ストーブはうらやましいけど、少数派だね^^;
▼個人的な暖房器具のオススメ
エアコン>ストーブ>パネルヒーター・床暖房
「手入れがラク」な点も含めると、やっぱりオススメは「エアコン暖房」
昔はエアコンの暖房ってあまり暖かくなかったのですが、今の寒冷地エアコンは使ってびっくり。
「エアコンってこんなに暖かいの??」
「ストーブみたいな暖かさがあるね♪」
そう思えるくらい、進化しているのです。
僕も最初は半信半疑だったのだ^^
>>【全館空調オール電化の家】北海道の光熱費は?エアコン1台で暖かい!
わが家でも電気代は去年より上昇…
▼わが家の電気代
2022年2月→19469円
2023年2月→22131円(補助金4830円込み)
電気代が比較的抑えられているわが家でも、値上がりの影響はもちろんあります。
去年の2月は2万円いかないくらいでしたが、今年の2月は2万円を超えました。
補助金がなければ約27000円と昨年より7000円も上がった計算に…^^;
7000円はだいぶ値上がりしたね(泣)
補助金は今年の9月までだよ
▼補助金の詳細はこちらに書きました。
補助金が出なくなって迎える2024年の真冬がどれだけ電気代が上がるのか…
期待10%、不安90%ってとこですね^^;
「電気代が高いなぁ。今のプランが合わないのかな」
そんな方には電力会社ごとに電気代をシミュレーションできます。
ガスも比較できるんだよ★
今は電力の自由化が進んで、新電力会社に乗り換える人も増えました。
▼電力会社乗り換えの特典
1万円のキャッシュバックやギフトカード等
その他電力会社によってキャンペーンなど盛りだくさん
国内最大級の電力比較サイト【エネチェンジ】はこちらから
「ほくでん」2023年6月から3割の値上げ予定
2022年6月の電気代→8010円
3割アップ→約10400円!!
悲しいことに、2023年6月からほくでんは3割の値上げを発表しています。
ほくでん以外にも東電など主要電力会社が値上げとのこと
去年の6月の電気代は8010円と1万円以下だったのが、3割アップすると10400円となります。
暖かい時期に1万円超えるとなると、うちもそうですが家計へのダメージが大きいですなぁ。
太陽光の買い取りを値上げしてくれてもいいのに
まとめ→北海道でもオール電化はそこまで高くない!断熱性能と使い方しだいで大変オススメ
実際オール電化住宅の電気代は、そんなに高くない
適切な使い方をして、断熱性能もそこそこ確保されていれば「10万円オーバー」のようなことは少ないです。
テレビ等の報道は一部高額な家庭の電気代から、過剰に不安をあおっているようにしかみえません…。
どこも高額みたいな報道だもなぁ
実際オール電化のわが家は、一番高い1月でも27000円程度の請求でした^^/
オール電化で太陽光パネルをのせている場合、売電収入があります。
雪の降る北海道では冬の売電は少ないですが、降らない地域は冬も期待できます。
うちは1月~2月はほぼ0円…
春~秋にかけて月10000円前後の収入を生み出す、とっても頼りになるヤツなんです。
停電時にも使えるのはいいよ!
電気自動車との相性も◎だよ
オール電化住宅でもそんなに心配しなくて大丈夫^^/
断熱性能をしっかりして、暖房の使い方を間違えなければ、快適に安く暮らすことができますよ!
▼参考記事はこちらです
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