(この記事は2022年11月30日に更新しました)

どんぐりさんはオール電化で全館空調の家を建てたんですよね。普段の光熱費はどれくらいなんですか?

そんな疑問にお答えしていきます。特に北海道では冬にストーブが良いのか、エアコンの方が良いのか議論が分かれるところですよね。
▼この記事を書いた人

〇名前:どんぐり♂
〇関東から北海道へ移住して5年
〇道内の観光地・美味しい物巡りが大好き
2022年にオール電化・エアコン1台で家全体を温める「全館空調の家」を北海道で新築しました。
この記事には以下のことが書かれています。
- 我が家の光熱費
- 全館空調のシステム→ダイキンの寒冷地エアコン1台だけ
- 全館空調のメリット・デメリット
結論からお伝えすると、エアコン1台でも家全体が暖かくなり、冬も半袖短パンの道民スタイルで過ごすことが可能です。

ビールが美味しい!
ストーブと比較した時もメリットの方が多いですが、エアコンならではのデメリットもあるのでお伝えしていきますね。
- 家の新築を考えている方
- 全館空調の家に興味がある方
- 暖房はストーブが1番だ!と思っている方
オール電化住宅の光熱費

早速ですが、一番気になるであろう光熱費を公開していきます。

待ってました!
2022年の1月に引っ越しをしたので、1年間のデータはまだないのです。
しかし一番寒い「2月」・最も冷房を使う「8月」・そして暖房・冷房使わず最も安い「6月」を経験したので、この3つで比較します。
▼光熱費(電気代+冷暖房の料金)
- 2月…19469円
- 6月…6360円
- 8月…7891円
▼2月
2月は1ヶ月暖房23℃設定でつけっぱなしになっていました。
※道内ではストーブもエアコンも付けっぱなしが基本です。11月〜4月つけっぱの方もいます。これは換気も一緒に行えるストーブなので、普通のストーブでは真似しないように…
引っ越し前のアパート(3LDK鉄骨造)に住んでいた時はストーブだったので、電気代+灯油代が月4万円近くなっていました。

周りも冬の光熱費は月4~5万円かかる人が多いよ。
全館空調(3LDK木造)では電気代のみで20000円弱と光熱費をほぼ半額にすることに成功です!
▼6月
6〜7月は冷房を使わないので、だいぶ値段が下がります。

5月はまだ暖房の時期だよ♪
アパートの時は8000円前後でしたが、日中は太陽光発電の電気を使っているので、その分安くなるのだと思われます。
▼8月
8月の2週間くらいだけ北海道でも冷房を使います。夜は涼しく(20℃以下)なるので、昼間だけつける感じですね。

設定温度は25℃でした
最も安い6月より1500円増えました。お風呂はシャワーが多かったので、その分を引くともう少しエアコンに電気代がかかった印象です。
▼新築と賃貸での暖房に関するお話はこちらです
全館空調のシステム→ダイキンの寒冷地エアコン1台だけ

それではうちの全館空調の仕組みをご紹介します。
エアコン室→吸気口を通って各部屋へ空気が流れる
エアコン室があり、そこに寒冷地対応のエアコンが入っています。
▼こんな感じの寒冷地エアコンです。
そこから各部屋に暖房や冷房の風を届ける仕組みになっています。
寒冷地エアコン→ストーブと同じくらい、すごく暖かい!感動!
正直なとこ
「エアコンなんて、そんなに暖かくならないよ。こっちはストーブ使ってたもの」
と思っていたのですが、使ってみてあら不思議
「すみません、十分ぬくぬくのポカポカでした」
反省する結果になりました。
うちはダイキンの寒冷地エアコンを使用しています。エアコン室は1畳程の広さ。

各部屋への吸気口が下の方にあります。ここからリビングなど各部屋に暖房・冷房が送られます。

壁のつまみで各部屋、小・中・大で送る風の量を調整できます。

リビングや寝室、廊下など至る場所にこんな↓排気口が付いており、エアコン室の空気が流れてきます。

排気口の上はもちろんルンバも掃除可能ですよ!
我が家の概要→オール電化の平屋

うちは3LDKの平屋を建てました!

小さくて高機能な家がいいなぁと思ってたどり着きました。
職場の患者さんや年配の方から「年取ったら2階に行かなくなるよ」と繰り返し言われており、「なら平屋がいいなぁ」なんて考えてました。
屋根に太陽光パネルが載ったオール電化の家になっています。
▼3LDKの平屋(木造)、建坪は24坪
キッチン→IHクッキングヒーター
お風呂→エコキュート
ガス・灯油は使わない、完全なオール電化住宅となっています。
全て電気に依存するため、冬の停電時が怖いです。そのためポータブルストーブを常備してあります。
寒冷地エアコン使用した全館空調の○と×

年がら年中暖かくて涼しい家に住めるぞ〜と喜んでいた私。
実際冬は暖かくて、夏は涼しいのですが、使っているうちに良いとこ・悪いとこが見えてきました。
全館空調のここが✕
大きく以下の2つがあります
- 乾燥する
- 暖かくなる・涼しくなるまで時間がかかる
ではどれくらい乾燥するのか、そしてその改善策をお話します。
カラカラに乾燥
エアコンを使うのでやっぱり乾燥はします。ストーブでも乾燥はしますが、エアコンの方が強いです。
我が家も何も対策をしないと「湿度30%」になることも…

カラカラよ〜!!
そんな乾燥対策について解説です!
▼対応策
・洗濯物・濡れタオルを干す
1番早く簡単に出来ます。湿度によって、量を調節すれば良いので慣れると加減がわかってきます。
夜に干した洗濯物は朝方には乾いているので、一石二鳥ですね。
洗濯をしない時はお風呂場で使ったタオルや使わないタオルなど濡らして干すだけで効果有りでした!
・加湿器を使う
王道ですが加湿器も良いです。主な生活空間に置くだけで湿度が違います。
タンク容量大きめのタイプが水の交換頻度が少なく良いです◎うちではリビングにだけ置いてあります。

寝室は洗濯物でカバーです!
このしずく型のころんっとした形が好きで使っています。

(僕の体くらい丸いな…)
暖かくなる・涼しくなるまで時間がかかる
エアコンの空気が家中に行き渡るまで時間がかかります。体感として2~3時間かかるイメージです。
なので「寒いな!」と思ってから暖房入れてもけっこうな時差があるのです。
▼対応策
冬はつけっぱなし。夏は気温が上がる日は朝から点けておく。
冬は点けたままが間違いないです!設定温度になると自動で運転を休止する「エコモード」があるので、気にせず大丈夫です。
夏は気温が上がる日は朝のうちから点けておくと良いです。
その時カーテン(遮光カーテンだとなお◎)を引いておくと、日光が入らず気温の上昇をぐっと抑えられます。
点けたり消したりするのが1番電力を消費するので、設定した温度で長く使うのが1番のエコだったりします。
全館空調のここが◎
すっかり全館空調が気に入った私。特にここが素晴らしいってところ2つ挙げました。
- 家の中どこでも快適!
- ストーブに比べて光熱費が安い
家の中どこでも快適!
家の中どこでも快適!エアコンの暖房もとても暖かです!
リビングもトイレも脱衣所もどこも同じ温度なので、とっても快適です。
冬場は脱衣所が寒いとヒートショックの危険性もあるので、どこも一定の温度なのはすごく安心。

家中暖かいのは本当に幸せだよ♪
アパートの時はリビングにしかストーブが無かったので、脱衣所はパネルヒーター使ってましたが気温差があってつらかったのです。
なので、どこでも同じ気温というのは体にとっても優しいのです。
ストーブに比べて光熱費が安い

エアコンの方が光熱費が安くなりやすいです。
うちは一番かかる2月で2万円程でしたが、アパートでストーブ焚いてた時は4万円かかっていました。
断熱がけっこうしっかりした作りなので、その辺も大きいかと思います。
ストーブのように火を使わないので火事の心配がいらないのも嬉しいところですね。
▼特にオール電化住宅は太陽光パネルと相性◎
日中の一番電気代がかかる時間帯を太陽光発電で補うので、天気の良い昼間はエアコン代がかかりません。

雨の日はかかる日もあるよ~

太陽光の量に左右されるね。
そして深夜~早朝は安い電気料金が適用されるので、とても経済的なんです。
太陽光発電の実績や売電量の詳しいことは↓に書いてあります。
まとめ→寒い北海道にこそ全館空調オール電化がおすすめ!

エアコンによる全館空調の良い点・悪い点をお伝えしていきました。
結論:寒い地域にこそ全館空調がオススメ!ストーブ同様にとっても暖かいのです!
冬は特に家中どこでも同じ気温というのは、身体に優しく大切なことです。

年を重ねると実感します!

30代の今、まさしく感じているよね
年を取るほど温度差に弱く、ヒートショックで亡くなるリスクもありますからね。
全館空調は欠点もありますが洗濯物干したり、つけっぱなしにすることで簡単に解決可能です。
そしてオール電化は太陽光パネルとの相性がとっても良いのです。
快適で光熱費も安い全館空調、おすすめです!
そして、今の寒冷地エアコンはすっごい進化をしています。
私のように「暖房でエアコンなんて…」と思っている人にこそ体験してもらえるとうれしいです。
最近は北海道の夏も暑いので、冷房としても使えてとても便利なのです。
▼参考記事はこちらです
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