この記事は2023年1月24日に書きました
「北海道でオール電化のアパートってどれくらい電気代かかるの?」
「オール電化で2人で暮らした時の電気代が知りたい」
この記事はそんな方に向けて書いています。
こんにちは、どんぐりです。
最初は「料理はガス火のほうが美味しいぞ」と言ってましたが、今では「IHも悪くないな…」そんな感じで暮らしてます。
理想は焚き火で作りたい
今回は家を建てる前、オール電化のアパート(ストーブだけ灯油)で2人暮らしをしていた時の電気代についてお話します。
4年間住んだ、思い出のあるアパートなの^^
▼この記事の内容
- オール電化の2人暮らし、年間の電気代を公開!
- オール電化の2人暮らしで1年間の電気代+灯油代は?
- オール電化アパートに住んだメリット
- オール電化アパートに住んだデメリット
結論から言うと電気代は平均で夏8000円、冬はけっこう上昇して14000円くらいでした。
データは2020年の冬から2021年の終わりまでになるよ
今は電気代が値上がりしているから、この数字より少し高くなりそう…^^;
内容を読むと電気代の詳細や、冬にかかっていた灯油代、1年間の合計光熱費がわかりますよ。
それではいきましょう^^/
▼この記事を書いた人
名前:どんぐり♂
関東から北海道に移住して5年
自然の中でぼーっとするのが好き
このアパートが人生で初めてのオール電化生活でした。
コンロもお風呂も電気なので最初は「???」だったけど、すっかり慣れたのだ。
オール電化の2人暮らし、年間の電気代を公開!
北海道に移住してから人生で初めてオール電化のアパートに住みました。
そこでの電気代を夏・冬に分けて公開していきます。
1年間の合計額も出していますので、参考にしてくださいね。
割りと節約をしてた方ですぜ
現在の価格だと+3000〜4000円くらいになりそう(泣)
電気代が値上がりした後の記録はこちら
冬の電気代と灯油代
僕らの住んだアパートはオール電化+灯油ストーブのお部屋でした。
なので電気代と灯油代を別々に記録して、その合計額を出しています。
まだ灯油が80円くらいだった時代なんだ^^
▼2020年11月~2021年5月までの電気代と灯油代
電気代 | 灯油代 | 合計額 | |
2020年11月 | 8700円 | 5630円 | 14330円 |
2020年12月 | 9650円 | 7500円 | 17150円 |
2021年1月 | 15500円 | 11940円 | 27440円 |
2021年2月 | 13800円 | 17140円 | 30940円 |
2021年3月 | 10420円 | 7920円 | 18340円 |
2021年4月 | 10110円 | 7200円 | 17310円 |
2021年5月 | 9360円 | 4680円 | 14040円 |
1月、2月と1番寒い時期の合計額は3万円前後と最も高くなっています。
特に寒かった2月の灯油代は17000円と1番の高値です。
それでも周りからは「17000円??、安すぎない??」と言われること多かった^^;
その理由は▼に続くよ〜
光熱費の節約に心がけていたこと
ストーブは設定温度20℃→道民からしたら「寒くない?」
僕らは2人とも関東に住んでいたこともあって、ストーブはほどほどにして厚着をして過ごしていました。
そのため設定温度は普段20℃、寝る時や外出時は16℃(最低設定温度)にしていました。
こんな感じ↓のユニクロのフリースが暖かくて最高なのだ!
家でほぼ毎日着てた^^2000円でコスパも◎だね〜
そして電気毛布も電気代を抑えつつ、暖かくしてくれる頼りになる相棒です。
1日の電気代が約6円という神コスパでした。
何度も命を救われたw
元々北海道に住んでいる友人は設定温度を25℃や26℃、高い人では28℃にする人も!
それはそれは暖かくて薄着でも楽勝なのですが、灯油代が高くなるのも納得です。
「灯油代だけで4万円超えたよ!」
「灯油も高くなったよねぇ」
そう話す人が周りには多いのですが、それだけ家の中を夏みたいにしていたら「そりゃかかるだろ…」というのが正直なトコです。
家の中、汗かくくらい暑いのよ
夏の電気代
真夏でも10000円以下でいける!
最近の夏は北海道でも暑い日が増えたので、エアコンを設置したおうちも徐々に増えています。
我が家は運がいいことにエアコンが付いていたので、7月・8月の昼間に暑い時だけエアコンを使いました。
昼間暑い日だけね。朝晩は冷えるからエアコンは消すよ^^
▼2021年6月~2021年10月までの電気代(灯油は使わず)
電気代 | |
2021年6月 | 7650円 |
2021年7月 | 8120円 |
2021年8月 | 8510円 |
2021年9月 | 7810円 |
2021年10月 | 9410円 |
冬の時期に比べると夏は電気代がとても平和でいい感じですね♪
年中こうだったらいいのに…
7月よりも8月の方がエアコンを使った日が多かったので、少し電気代が高くなっています。
6月や10月は寒がりの人や高齢者の方はストーブを点けたりしますが、うちの場合は大丈夫でした^^
10月は気温が下がったせいで電気代が上がったね
アパートの詳細→オール電化の3LDK
アパートの詳細は以下のようになります。
▼住んでいたアパート
- 築22年
- 広さは3LDK
- 3階建て、最上階の角部屋
- 暖房器具は灯油ストーブ
- コンロやお風呂もオール電化
築20年ほどの、そこまで古くないアパートに住んでいました。
ちょうど有珠山の噴火の年、2000年に建てられたの
当時僕は小学6年生!時間の流れは早いなぁ
私なんかまだ幼稚園の年長さんよ…^^;
暖房だけ灯油ストーブだったので、完全なオール電化とは少し違いますが、コンロやお風呂は電気でした。
お風呂は「電気温水器」でお湯をためる
エコキュートのような、ちょっと違う「電気温水器」
今ではエコキュートと呼ばれますが、その前の姿であった「電気温水器」を使用していました。
▼電気温水器とは
電気代の安い深夜にお湯(熱湯)を貯めておき、お風呂を入れる時に水と混ぜて使うもの。
そのため「ドリーム8」という深夜帯の電気代が安い、オール電化専用の料金プランになっています。
今では無くなったプランなのよ^^;
オール電化の2人暮らしで1年間の電気代+灯油代は?
▼1年間の合計
電気代:119040円
灯油代:62010円
合計額:181050円
冬は高かったですが、1年間で見たら「おお、意外と頑張ってる?」が正直な感想です。
プロパンガスを使うよりはオール電化の方がお得だなぁ〜って感じですね。
ガス火が好きな人もいるから、この辺は好みだね
電気代は月平均で10000円切ったよ♪
難しいですが、オール電化と薪ストーブを一緒に使えたら最高ですね!
さらに自分の山から薪を調達できれば、暖房代はタダみたいなもの。
薪ストーブは知り合いの農家さんで使っている人が多いのですが
「薪なんかタダなんだから、ガンガンたいてるべや」
と言って半袖で過ごすのを見ると、いいなぁって思います。
薪の暖かさはサイコーなのだ♪
オール電化アパートに住んだメリット
実際にオール電化のアパートに住んでみて良かったことを3つにまとめました。
- 下の階・隣に人が住んでいて暖かい
- 停電時でもお湯が使える
- 除雪は「管理人さん+ロードヒーティング」にお任せ
下の階、隣に人が住んでいて暖かい
隣や上下の部屋に人が住んでいると、自分のお部屋も暖かい
北海道あるあるですが、自分の部屋が別のお部屋に接していると暖かいです。
他のお部屋も暖房を使っているので、その熱があるおかげで自分の部屋で暖房をつけてなくても、ほのかにぬくもりがあるのです。
外は氷点下、ストーブ無しでも家の中は10℃くらいあるのだ♪
逆に2階のお部屋で、下の部分が車庫や物置など空洞になっている物件だと危険です。
さっきと逆で自室を暖めるものがないので、部屋中が寒くなります。
すると、よろしくない影響が出てくるのです。
▼下の部分が車庫だと…
- 冷気がくるので部屋が寒い
- 水道管が凍結しやすくなる
- 結果として暖房費が増える
マイナスな面もけっこうあるので、なるべくなら選ばない方が◎です。
一度住んだけど、シャッター開ける音で毎日目が覚めた…
停電時でもお湯が使える
北海道全域の停電(ブラックアウト)でもお湯が使えた!
停電した時でもお湯が使えるのはオール電化の強みです。
普段から電気温水器の中に熱湯を貯めているので、電気が止まった時はそこからお湯が出せます。
北海道全域が停電した胆振東部地震でも、うちではお湯が使えたので顔や身体を拭けたり、とても助かりました。
ポータブルのガスコンロがあったから、料理もできたの
意外と災害時にも役に立つのがオール電化の給湯方式です。
電気の復旧はなんだかんだで早いしね^^
除雪は「管理人さん+ロードヒーティング」にお任せ
雪かきはとっても激しい労働
これはオール電化だけの強みではありませんが、アパートは除雪を任せられるのが最高でした。
これが持ち家だと、朝に車を出すために雪かき、帰ってきて車を停めるために雪かきが必要になることも。
僕らは雪の少ない地域に住んでいるとはいえ、たまにドカっとふるので非常にありがたいことでした。
管理人さん、ありがとう!
電気の力で熱を発生させ、駐車場の雪をとかすロードヒーティングが最高です。
駐車場に雪がないと車の発進が楽なのと、路面が凍って転ぶ心配がないのが安心できます。
ロードヒーティングで雪をとかし、できない部分は管理人さんが機械で除雪してくれるので体に負担をかけることなく生活ができました。
改めて電気の力ってすごいね!
オール電化アパートに住んだデメリット
今度は逆にオール電化のアパートに住んでみて悪かったことを2つあげていきます。
- ストーブから遠い部屋は寒い
- IH対応の調理器具が必要
どちらも対策すれば快適に過ごせるよ^^/
ストーブから遠い部屋は寒い
脱衣所やトイレは寒い^^;
ストーブのあるリビングや隣の部屋はドアを開けておけば暖かくなりますが、脱衣所やトイレが寒いです。
実際に我が家でもリビングはぬくぬくなのですが、トイレやお風呂の時は寒くて目がシャキーンと覚めていました。
「将来はヒートショックになるかもなぁ」そんな心配から、小さなストーブを脱衣所とトイレに設置することに。
これが大正解だった!
火を使わないセラミックファンヒータで、温風だけが出るので安全に使うことができました。
センサーの付いたタイプだとトイレに入っただけで勝手に温風が出てくるので幸せです。
脱衣所は使う10分前くらいから作動させておくと、ちょどいい具合に暖かくなっていました^^
↑これは脱衣所で使ってたんだ^^
トイレはもう少し小さいサイズがいいよ♪
IH対応の調理器具が必要
使えないフライパンや鍋が多かった
今まで使っていた鍋やフライパンはIHに対応していなかったようで、買い替えが必要になりました。
お気に入りのティファールの鍋を10年も使っていましたが、それも使えなくなったことに少し残念…
そろそろ新しいのにしなさいってことかも^^
大学生のころから使ってたのだ
購入する時は「IH対応」の文字が入っているかを確認して買う必要があります。
僕は10年も使ったティファールに愛着があって、今度はIH対応のティファールのセットに買い替えました。
これも10年以上使うぞ〜
まとめ→北海道でオール電化住宅は年間で見ればお得♪
1年間の電気代:119040円
1年間の灯油代:62010円
合計額→181050円
冬に値段が上がってしまうオール電化ですが、夏はプロパンガスを使うよりお得に。
1年間の合計額で見たら、なかなかお得な光熱費になっていると思います。
「電気が止まったらおしまいでしょ」そんな声も聞きますが、意外とオール電化は災害に強いのです。
- お湯が使える
- ガス・水道に比べ電気の復旧は早い
電気温水器やエコキュートにオール電化の場合はお湯を貯めるので、災害時にもお湯を使うことができます。
そしてガスや水道など他のインフラよりも電気の復旧は早いです。
北海道全域が停電した時も1〜2日で直ったのだ^^/
災害や停電時の対策をしたい方はポータブルストーブが非常に便利になっています。
電池で着火でき、ストーブ・コンロ・暖房の3役をこなすスグレモノです。
停電の時はこれで料理もできて、部屋も暖かくなるの
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