この記事は2023年3月2日に書きました。
「北海道の冬はめちゃくちゃ寒いんでしょ」
「寒いの苦手なのに、北海道に住めるの?」
「雪が降ったら楽しそう!ホワイトクリスマス!」
そんな方に向けて書いています。
こんにちは、どんぐりです!
寒いのがすごく嫌なのに北海道へ移住して早5年が経ちました。
相変わらず寒いのはイヤなの
今回は関東にいたころも「冬が苦手で仕方なかった僕」が、北海道へ移住して冬どうだったかをお話しします。
▼この記事の内容
- 最初の冬は楽しかった♪
- 雪道の過酷さ&危険を知る
- 北海道の家の暑さを知る
- ダウンの素晴らしさを知る
- 冬がつらいからこそ、人と人が助け合う
結論からお話しすると、最初の冬は新しいことばかりで楽しかった~!
全部が初めてで新鮮だった!
雪だるまも作ったよ~
徐々に雪にも見飽きてくることで、大変な面や人と人が助け合う素晴らしさにも気づきました。
本文を読むと、北海道の冬の楽しさ&つらさ&快適さがわかりますよ^^
それではいきましょう!
▼この記事を書いた人
名前:どんぐり♂
関東から北海道へ移住して5年
自然や田舎、畑が大好き★
初めての雪は踊って喜んだなぁ~
今は「あ、また降ってる…」そんなこと思ってるw
最初の冬は楽しかった♪
一面の銀世界に感動する
移住した年の11月中旬に「雪」はやってきました。
冷え込んだ朝、カーテンを開けて静まり返った外を見ると雪がびっしり。
音が一切なく、見渡す限りの真っ白な雪原を見たときは、もう感動したものです!
雪の世界に自分だけ取り残されたような、そんな感覚
「すごい!!一面真っ白だよ」
「歩くと音が『ぎゅっぎゅ』って鳴るよ!」
そんな風に夫婦2人とも感動したのを、昨日のことのように思い出します。
2人とも関東住みだったから、雪がうれしかった~
車の雪下ろしも楽しくて^^
さっそく小さな雪だるまを作って遊びました。
当時アパートに住んでいたので、管理人さんが除雪車で雪かきをやってくれるんです。
なので家を建てるまでの数年は、雪かきをする必要はなくラクさせてもらいました。
除雪車って人間の10倍くらいの速さで雪かきするんだよ
地面が見えそうなくらいまで除雪するから、技術の高さに驚き
「雪かき」という労働がないと、北海道の生活はこんなにも快適なのかと思った瞬間でした。
移住先は雪が少ない「北海道伊達市」
2022年に家を建てて引っ越すことになり、雪かきの大変さを身をもって知ることになります。
僕らが移住したのは雪が少ないといわれる、北海道伊達市。
「北の湘南」と呼ばれる伊達市は、基本雪が少なくて住みやすいですが、たまーにドカっと降ります。
忘れたころにドカっと降るの
2月下旬~3月あたりが危険!
近所のおじさんいわく
「昔は」ホウキで掃くくらいしか降らなかったんだよ^^
その言葉を聞いて、安心していた僕らに冬の洗礼が!
2022年2月下旬にドカ雪が降り、僕の膝上の高さまで一気に積もりました。
足元を雪でびしょびしょにしながら、なんとか通れる道を作るのに1時間かかったのです。
雪が降り続いた2日間、雪に埋もれてしまったうちの車。
救い出すのに、また1時間ほどかかるのでした…。
おじさん、僕らホウキではどうにもならんかったばい…
近年は雪の少ない地方でも短時間にどっと降る「ドカ雪」が増えています。
雪かきをする時は腰を傷めないようほどほどに。
「いい運動になるなぁ」くらいの軽い気持ちでやりましょう^^;
雪道の過酷さ&危険を知る
北国に住むなら雪道の運転はマスト
北海道という北国に住む以上、雪道の運転は避けて通れません。
最初の雪道は「滑ったらどうしよう、怖いな〜」と思いながらおそるおそる運転。
意外と滑らず、「なんだ!いけるじゃん!」と得意げになったのを覚えています。
北国ではおじいちゃんもおばあちゃんも運転してるのだよ
▼雪道運転の注意点
- 冬の始まりと終わりが滑る
- 急の付く動作は避ける(急発進、急ブレーキ、急ハンドル)
雪道で気をつけるのは冬の始まりと終わりが滑りやすいことです。
これは雪の表面がとけて水分を含むと、滑りやすくなるのが原因。
最高気温が0℃以下の真冬日は、そもそも水分が存在しないため、あまり滑らずに走ることができるのです。
事故車を見かけるのも冬の始まりと終わりくらい
そして急の付く動作はどれも厳禁。
特に急ブレーキは路面がアイスバーンだと全く止まらないので注意が必要です。
急ハンドルはカーブを曲がりきれず事故の原因となるので、こちらも危険です。
「いつもより時間がかかる」のが普通なので、のんびりいきましょう。
車間を多めにとる、急な動作を避ければ大丈夫だよ^^
真冬でもたまーに気温が上がってしまい、日中道路の雪が溶けることがあります。
そんな時は次の日にやばいくらいのツルツル路面が出現!
とけた雪が夜に凍るんだ(泣)
出現率は数年に一度ですが、時速40kmも出そうものなら車が勝手に横にスライドする恐ろしい路面。
こんな時は無理に運転しないのが1番です^^
北海道の会社は冬の悪天候時にわりと寛容なんだよ
遅れても全然大丈夫!安全第一だよ♪
北海道の家の暑さを知る
北海道の冬=ビールとアイスの売上が上昇
寒い寒い北海道ですが、家の中は常夏なんです。
設定温度28℃や30℃くらいでガンガン暖房をたいて、薄着で過ごすのが北海道スタイル。
半袖・短パン率高し!
家全体を暖めるから、トイレもお風呂も暑いんだ〜
そのためビールやアイスが1年で一番売れるのが真冬という不思議…。
僕らが「設定温度20℃でストーブつけてます」なんて話したら、「ええ!!なして、寒いでしょ!?」と全力で質問されました。
同僚の家は30℃で真夏だった
道民の家庭には給油や換気が自動に行われる「FFストーブ」が設置されています。
灯油が減ったら屋外のタンクに業者さんが入れてくれるので、自分で給油する必要なし^^
換気も行われるので、止めたり窓を開ける必要はなく、ずーっとつけっぱなしなのです。
おかげで朝も温かくて、すぐ布団から出られる♪
外は-10℃以下。窓開けたら凍えてしまうのだ
なので僕ら道民は11月末くらいにストーブつけたら、3月くらいまで一度も消さず、ずーーーっとつけっぱなしが基本です。
最初は本気で冗談だと思って、ちゃんと消してた僕ら…^^
ダウンの素晴らしさを知る
冬の必需品「ダウン」
冬の北海道はダウンが欠かせません。
ダウンの温かさはもちろんですが、突然の雪にも対応できる防水設計やフードが便利です。
道民は雪でカサ使わないからね
関東ではコートしか着なかった僕ですが、こっちにきて「軽くて温かい」ダウンの虜になりました。
ユニクロダウンでも十分にOK
モンベルやコロンビアなど有名ダウンはもちろん、ユニクロの「シームレスダウン」も冬にバッチリ使えます。
むしろ人気すぎて、周りと被る確率が非常に高いです。
職場で同じ色の人、3人いるw
それだけユニクロダウンの品質が上がっているんだね
ブランド物は軽い+温かいで最高ですが、ユニクロも半分以下の価格でこれだけのクオリティは驚愕です。
迷ったらユニクロが間違いなしですよ^^/
冬がつらいからこそ、人と人が助け合う
雪かきや車がスタックした時など、なんでも助け合い
つらく厳しい冬だからこそ、周りの人同士で助け合いの精神が生まれます。
環境が厳しいから人が助け合うのでしょうか。田舎だからみんな助け合うのでしょうか。
人のつながりを感じられる環境に住んで、「今、たしかに生きている」と心から思います。
人の輪がすごく好きなんだ
①お年寄りの家の前を雪かき
②雪で車がスタックしたらみんなで力を合わせて押す
③転んだら「大丈夫?」と声をかける、手を差し出す
僕らみたいに若い人は、お年寄りの雪かきを手伝ったりします。
田舎では60代で「超若手」、70代でも「若手」と呼ばれたり…^^;
車が雪で動けない時は、「ちょっときてー!」なんて人が集まってきて、みんなで押します。
動いた時は、ちょっとした達成感あるよね
雪で転んだりしたら、知らない人でも「大丈夫?痛くないかい?」なんて声かけは当然。
手を差し出して、そのまま雑談したりも普通にあります。
関東では人と人との関係が希薄になって、自分のことしか考えていませんでした。
当時近所の人やアパートの人にあいさつもしなかった
北海道に移住して、知らない地元民と話したり、自分から声かけたり。
収穫した野菜をあげたり、逆に野菜を大量にもらったり。
今は地域や社会の一員として「生きてるなぁ」と実感しながら、幸せに暮らしています。
まとめ→寒さに弱くても北海道の冬は意外とへっちゃら
家の中は真夏。外は寒いけどダウン着ればぬくぬくできる
寒さに弱い僕でしたが、すっかり雪にも慣れて気づけば5回目の冬も終わろうとしています。
最初ほど雪ではしゃぐことはなくなりましたが、毎年初雪にはやっぱり心が踊ります^^
2月には雪が嫌になるのも恒例
朝ベッドから出る時の寒さが苦手でした。なかなか抜け出せなくて、遅刻しそうになったことは数知れず。
それが北海道では起きた時点で暖房がついているので、起きるのが全く苦ではないんです。
冬も毛布1枚だけ
私らもすっかり道民ね
屋外は-10℃近くまで下りますが、ダウンを着込んでいけば意外と寒さ知らずに過ごせています。
吹雪の時だけ顔が超痛い
ダウン+冬ブーツ+スキー用手袋で完全防寒
足元や手先など冷えを感じやすい場所は、冬ブーツやスキー用手袋でばっちり防御。
移住前は「寒い北海道で暮らせるかなぁ」なんて心配でしたが、寒がりな僕でも快適に暮らしています。
冷え性の私も以外と大丈夫なの。凍った路面だけは転びそうで怖いけどw
気温は寒いけど、家の中は快適だの〜
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