北海道へ移住したら畑をやりたいなと思っていました
畑を探していたら、なぜか山を借りることになりました
今回はそんな自分の楽園(エデン)を借りた時のお話です
ひまわりの種は作るんですか??
野菜を作りたい
田舎へ移住したらまずやりたいと思っていたこと
「食べる分だけでいいから、たくさん野菜作りたい」
理想は無農薬で自給自足ですが、僕らは野菜作り1年生
とりあえず農薬使わないで肥料あげて、実がなればいいなと思ってました
そんな思いで作りたい野菜を列挙してみると
トマト、ナス、ピーマン、キュウリ、大根、ジャガイモ、枝豆、大葉、ズッキーニ、かぼちゃ
作りたいものがありすぎ。
でも僕らは初心者、怖いものなんて何もない。なんでも挑戦だ
挑戦した者にだけ道は開けるって昔誰かが言ってたぞ
さて作りたいものは決まったが、作る場所がない。困った。
そうだ!探しに行こう!
移住1年目にして身に付いた(時に無謀な)行動力に動かされ、町へ畑を探しに行きましたとさ
畑を借りよう
さて、畑を借りるってどうするんだろう
今まで30年生きてきて畑を借りるってなかったから、全くわかりませんでした
とりあえず近所の人、職場の人、知り合いの人に片っ端から声をかけていきました
なかなか成果には繋がらず
それでもしつこさだけには定評のある僕はそんな声掛けをして発信を続けていました
そんなのを続けているといつか実を結ぶもの
話が人と人を巡って僕の髪を切ってくれている床屋さんの耳に入りました
「うちのおじさん使わなくなった畑…というか山みたいなの持ってるよ」
心の中では「ばんざーい!」状態ですが、そこは大人
「そうですか、よろしかったら借りることは可能か聞いてもらえると嬉しいです」
すぐに確認とってくれて
「大丈夫だって~」との返答。イェーイ!!
山を借りちゃった
話によると土地の広さは詳しく不明。
「2~3万坪ほどでないかな」とのこと。ほとんどが傾斜地で一部が原野というか荒れ放題の原っぱになっている模様
地図を渡されて、「目印は栗の木が1本立ってるから」とのこと
道路から砂利道へ入り5分ほど走るとそれらしきところへ到着
ほんとにここなのか?地図を確認
ここらしい…
ここを開拓して畑にできるか不安になってきた
けど善意で貸していただけたこの山。できるとこまでやってみようじゃありませんか
その日から開拓が始まりました
もちろんガソリンで動く電動の草刈り機なんてありません
僕の装備は鎌と枝切りバサミ、1000円で買った鍬(くわ)の3つだけ
ドラクエで言ったら最初の町を飛び出して次の町に着いたくらいの装備でしょうか
作業中雨に降られたり、草藪が「ガサガサ」と揺れてキツネが現れたり、遠くの斜面からは鹿が見つめていたり
そんな環境にも徐々に適応し、休日は5~6時間、平日は仕事終わりに毎日1時間の作業を続けました
半月ほどで上のような状態になり、「いけるかもしれない」と思ってきた頃ですね
疲れたけど、少しずつ自分の世界が広がるようでやってて楽しくて仕方ありませんでした
基本作業は日没まで
日が暮れたらどんな動物が出るかわかりません
ヒグマの生息スポットでもあるのでラジオや音楽を流しながら作業していました
しつこさに定評のある僕、そんな作業を1ヶ月程続けて
じゃーん!こんな状態になりました。ここまできたら誰が見ても「畑」と言ってくれそう
苦労した分だけ喜びが大きかった
頑張ったなぁ僕、よくやった
出来上がった「畑」にじゃがいもやネギを植えました
それから2ヶ月が過ぎ、周りも草木が生い茂り緑が濃くなってきて
自分の中で描いてた夢が形になってくれました。ここを自分の楽園と定め「エデン」と名付けることに
結局山は広すぎて、ふもとの一部の原野だけ使わせてもらいました
動物がいっぱいいるので作物の葉っぱが食べられてしまうのですが、多少はいいでしょう。きっと彼らもお腹が空いているんだろ
夏が過ぎ、収穫の時期
ごろごろ出てくるじゃがいもを見ると
「うちで育ってくれてありがとうな」と1つ1つに言葉をかけたくなる
大量で収穫が大変なので「じゃがいも収穫体験やるよ~」と友人を誘って一緒に収穫をすることに
友人は「楽しい楽しい、じゃがいも大きいなぁ」と喜んでやってくれました
へへへ、貴重な労働力だぜ
もちろん新鮮なじゃがいもをたくさん持って帰ってもらい、一部はポテトサラダやフライドポテトにして振る舞いましたとさ
「新じゃがは最高にうまい!」
まとめ
- いろんな人に発信しよう、声掛けよう。いつか点が線になる
- 開墾は大変だけど、苦労した分だけ喜びが大きい
- 自分で作った野菜は最高に美味しい!
これから家庭菜園をやる人や開墾する人の参考になったら嬉しいです
それではまた次回!したっけな~
コメント