【旭山動物園】カバ館の仲良し家族~百吉・旭子・凪子♪

旭山動物園のかば館 北海道への移住・暮らし
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旭山動物園ではカバが人気があると聞きました。そんなカバたちの魅力や歴史が知りたいです。

そんな声にお答えします。

旭山動物園には3頭のカバが住んでいますが、大きくて力持ちなだけでなく、そこには開園当時の1967年から続く物語があったのです。

▼この記事を書いた人

ハムスター

〇名前:どんぐり♂

〇関東から北海道へ移住して5年

〇道内の観光地・美味しい物巡りが好き

年間パスポートを所有するほど旭山動物園が大好きです。特にカバの凪子は大のお気に入り!

この記事には以下のことが書かれています。

  • 旭山動物園のカバ館
  • 旭山動物園のカバの歴史【ゴンとザブコ】
  • カバは絶滅危惧種

中身を読んでいただければ3頭のカバの特徴はもちろん、50年以上続く旭山のカバの物語を知ることが出来ますよ!

「命を紡ぐ」の意味とは。

そしてカバが絶滅危惧種に指定された訳とは。

この記事を読んで欲しい方
  • 旭山動物園に行く前の予習がしたい方
  • カバが大好きな方
  • 旭山動物園のカバの物語が知りたい方

旭山動物園のカバ館

旭山動物園のカバ「旭子」
もしゃもしゃ食べるよ、旭子。

旭山動物園と言えば「シロクマ!」そんなイメージもありますが、カバだってなかなか人気者です。

動物園の開園1967年(今から55年前!)からカバが住んでいるのです。

ここでは正門から入って左側、きりんさんのいるすぐ隣にある「カバ館」を紹介します。

きりん舎・カバ館

旭山動物園のカバ館

きりんのいるきりん舎とカバのいるカバ館は2013年に完成しました。

元々高低差がある旭山の地形を活かし、きりんの位置を下に下げることで人がきりんの目の高さでみることできます。

カバ館は屋外にて陸上のカバの動きを見ることが出来、中に入ると大きなプールで泳ぐカバたちの姿を間近で見ることが出来るのです。

カバがお尻を向けたら注意!うんちが飛んできます!

カバを見学する時はこれだけは気を付けないといけません。

オスのカバ(百吉)は自分のにおいで縄張りを主張するため、お尻を振りながらうんちをして広範囲に飛ばします。

そうすることで「ここはおれの場所だぞ」とアピールをするのです。

オス独特の行動のため、旭子・凪子の場合は心配しなくて大丈夫!

くるみ
くるみ

レディーはそんなことしないものよ

なので百吉がお尻を向けたら注意してくださいね。

3頭の仲良しカバファミリー百吉・旭子・凪子。赤ちゃんだった凪子も大きくなりました。

旭山動物園には3頭のカバが仲良く暮らしています。

  • お父さん:百吉(ももきち)
  • お母さん:旭子(あさこ)
  • 子ども:凪子(なぎこ)

百吉

旭山動物園のカバ「百吉」
のそのそゆっくり動きます。

2011年5月28日生まれのお父さんカバです。

生まれは長崎県の長崎バイオパーク。

暖かいところで生まれた百吉、寒い寒い日本最北の動物園にやってきました。

旭子

旭山動物園のカバ「旭子」
泳ぎだって得意だよ♪

2012年9月30日生まれのお母さんカバです。

こちらは百吉よりもさらに暖かいメキシコからやってきてくれました。

やはり北海道の冬は「寒いなぁ寒いなぁ」と思いながら過ごしているのでしょうか。

最近は凪子の子育ても落ち着いてきました。

凪子

旭山動物園のカバ「凪子」

2020年の1月16日生まれの女の子です。

お母さんが大好きでべったりくっついています。

水中でもこんなに仲良しです!

旭山動物園のカバ、旭子と凪子
水中でも仲睦まじい「旭子と凪子」

旭山動物園のカバの歴史【ゴンとザブコ】

旭山動物園のゴンとザブコ

昔々1967年の6月、1か月後に開園を控えた旭山動物園に2頭のカバがいました。

  • ゴン:オス 神戸王子動物園生まれ
  • ザブコ:メス 名古屋東山動植物園生まれ

ゴンとザブコは日本最北の動物園にやってきたのです。

おちび
おちび

最初は寒くてたまげたべ~

2頭は初めて見る雪の中でも元気元気!寒さなんてへっちゃらです!

そんな2頭は仲良く11頭の子どもを産みました。

旭山動物園のザブコとナミコ

基本ぼーっとしていることも多いですが、のっしのっし歩いたりうんちをばらまいたり…

子どもを産んでからも夫婦は仲良く私たちのことを楽しませてくれました。

 

そして時は流れ2011年に47才でゴンは亡くなります。

カバの寿命は40~50年。年齢を考えれば大往生でした。

ザブコの方は2013年10月に新しく完成したカバ館に引っ越しをします。

既に足腰が弱っていたザブコ、そこでは当時まだ小さかった百吉との初対面も。

そして引っ越ししてから1か月後、2013年の11月に新しいカバ館と百吉を見守るようにその生涯を終えました。49才でした。

ゴンとザブコから始まった旭山のカバの物語。今、百吉・旭子・凪子に確かに受け継がれています。

カバは絶滅危惧種

旭山動物園のカバ「百吉」
百吉の大きな顔です。

カバは現在数が13万頭程と言われており、年々数が減っています。

13万と聞くと数が多いように感じますが、30年前の1990年には16万頭程生息していたのです。

そして2006年には絶滅危惧種に指定されました。

とても力が強く、群れでいるとライオンでさえも近づけないカバ。

何が彼らを生命を脅かしているのでしょうか。

  • 気候の変動により生息地が破壊される
  • 牙を目的に人間に狩られてしまう

2つの理由がカバの数が減っている理由です。

気候変動で住む場所が減少したのも、元をたどれば人間が引き起こしたこと。

カバにとって一番の天敵は人間なのです。

資源を無駄にしない、環境に優しい取り組みをする。

できることから、小さなことから始めていきたいですね。

まとめ:旭山動物園のカバ館で命の繋がりが学べます

旭山動物園のカバファミリー

カバ館では百吉・旭子・凪子の暮らしを見られるのはもちろん、現在までの旭山動物園のカバの歴史を学ぶことができます。

ゴンとザブコが居て、たくさんの子孫を残しました。

そして百吉と旭子が来てそして凪子が産まれました。

紡いでいく命の繋がりを感じてもらえたら嬉しいです。

そして未来に向けて動物たちの環境を壊さないように、人だけでなくいろんな種族が繁栄していけるよう、出来ることから始めていきましょう。

▼こちらは同じく旭山動物園の記事になります。

どんぐり
どんぐり

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