(この記事は2023年1月8日に書きました)
「さざんがきゅう(3×3=9)」
「ごっくしじゅうご(5×9=45)」
「九九って難しい。どうしてそんな読み方になるのんだろう」
「九九ができない僕はダメな子なんだろうか…」
この記事はそんな方に向けて書いています。
こんにちは、どんぐりです。
僕は小学校2年生の時の九九でつまずいて、勉強が嫌いになりました。
家じゅうに計算表貼られてた(泣)
親や先生、周りからは「九九もできないダメな子」と言われ、小さかった僕は自信を無くしました。
そんな僕だから伝えたい、「苦手なことはやめて、得意なことを伸ばす」についてお話しします。
▼この記事の内容
- 「九九」の唱え方が難しい
- 「九九」でつまずくと、勉強嫌いになりやすい
- 「九九」はできないけど、国立大に入ったよ
- できなくたっていい。好きなことを伸ばす
結論から言うと「九九もできないダメな子(僕)」は国立大の化学系へ進学し、大学で数学・物理・化学を学ぶことになります。
九九は未だに唱えられません(読み方が理解できない)が、二けたの掛け算ならすぐ暗算はできます。
15×15とか、18×19とかはすぐできるの
九九が唱えられないのね?
うん、読み方が複雑で…
内容を読むと九九でつまずいて勉強嫌いになった僕が、どうやって自信をつけて勉強に取り組んだのかがわかります。
それではいきましょう^^/
▼この記事を書いた人
名前:どんぐり♂
関東から北海道へ移住して5年
自然の中でぼーっとするのが好き
小学校時代は「九九ができない、ダメな子」と言われ何でも自信がなかった僕。
今なら「得意なことで自信をつけて、伸ばせばいい」そう言えるのだ。
「九九」の唱え方が難しい
九九の唱え方が全く理解できない!
小学校2年生で習う「九九」
九九で苦戦して算数が苦手になった方はいませんか?
僕はあの独特の読み方が難しくて、何度やってもできないのです。
「いんいちがいち(1×1=1)」と先生から教えられ
「え?なんで?【いちかけるいち】じゃだめなの??」
と当時の僕は思い、頭がちんぷんかんぷんに。
1の段、2の段、3の段と授業が進み、友達もみんな言えるようになっていましたが僕はずーっとわからないままでした。
「さざんがきゅう」なんて必殺技の名前だと思ってたよ
九九を習いだしてからは生徒全員に手帳が配られ、中には1の段から9の段まだずら~っと九九が並んでました。
1の段が言える→1の段の横にシールがもらえる
2の段が言える→2の段の横にシールがもらえる
九九がすらすら言える子はどんどんシールが増えていくシステムです。
友達や親が見た時に「うんうん、頑張ってるね」と努力が目に見えるとてもいい手帳だと思います。
けれど全く九九が言えず、シールが増えない僕にはまさに地獄。
「勉強してるの?」、「九九練習しないの?」
友達や先生から言われ、ついには親にばれることになるのでした。
少しは勉強してたの?
みんなと同じくらいやってたんだけどなぁ、できんかったw
少しはやってたのね^^
5×9=45はわかるけど、「ごっくしじゅうご」って何?って感じさ~
「九九」でつまずくと、勉強嫌いになりやすい
九九の暗記=強制的
九九ができないと、それを知った周りの人(主に親)から
「どうしてできないの?」、「他の子はできているのに」
と言われる回数が増えてきます。
そしてなんとしてでも覚えさせようと
- 九九の計算表を貼る
- 九九が言えないと座れない
そんな力技が使われることになるんです。
相手は小学2年生だぞ!
家じゅうに九九の計算表が貼られる
天井から机、トイレの中まで九九だらけ!
僕の場合は家のあらゆるスペースに九九の計算表が貼られました。
九九のTVゲームも買ってきてた^^;
ご飯を食べてもトイレに入っても、いつでも目に入る嫌いな九九。
時間があれば親から「5の段言ってみて」と抜き打ちの検査が入ります。
九九だらけの環境に、小学2年生ながらストレスではげそうになったのを覚えています…。
そしてさらに学校で九九を嫌いにさせる出来事がありました。
算数の授業で立ったまま取り残される
九九を言えた人から座っていく、地獄の算数
全員が立って、先生から指定された九九の段を言えた子から座る、そんな授業がありました。
ひどいことするもんだでw
九九が苦手な子からしたら地獄のような授業です。
当然、僕や苦手な子たちは最後まで言えず授業の終わりまで立ったままでした。
授業後「何やってんだよー!」なんて友達にからかわれましたが、作り笑いでごまかす僕。
小学2年生の夏くらいの暑い時期でした。
その時の暑さや悔しさは今でも昨日のことのように思い出せるんです。
少しトラウマかもなぁ
算数嫌いから勉強嫌い、そして自信がなくなる
算数嫌い→勉強嫌い→僕はできない子
散々「できない、できない」言われたので算数が嫌いになり、勉強自体が嫌いになりました。
すると子どもながらに「僕はできない子なんだなぁ」と理解し、何をするにも自信がなくなってました。
すごく消極的になっちゃったのね
小2にして人生を悟ってたな^^
そんな「ネガティブの見本」のような子が小学生のうちに完成されてしまったのです。
「九九」はできないけど、国立大に入ったよ
ネガティブで勉強できなかったけど、国立大(理系)に入学
小学校からずーっとネガティブで何をやるにも消極的だった僕が、高校卒業後に地方の国立大に進学できました。
▼考えが変わったできごと
- 1教科だけ努力してみた
- 塾の先生にあこがれた
ここでは中学生の時に考えが変わったできごとを2つ紹介します。
当時の僕には2つともとても驚きだった
1教科だけ努力したら平均点が取れた→「あれ、できるかも」と考える
数学だけがんばったらクラスの平均点(65点)とれた
中学2年生になって、努力した教科は九九からずっと嫌いだった数学(算数)
トラウマになった教科を頑張ってみようと思いました。
どうして数学にしたの?
うーん、なんとなくw
▼中学2年生時の僕の学力
→各教科40点あたりの点数で、5教科で200点ちょっとくらい。
1学年100人いて70位くらいの順位。
いつもは40点、良くても50点くらいの点数だったのが、数学だけクラス平均の65点取れたんです。
テストを返却した先生が「お~今回頑張ったな」と何気なく言った一言が
「僕でも頑張ればできるかもしれない…」
中学2年生のどんぐり少年を少しずつ変えていくことになりました。
この後、親に頼んで塾に行くことになるよ♪
塾の先生にあこがれた「頭がいい人はカッコいい」
頭が良くて謙虚な大人→カッコいい
新しく通った塾の先生は30代後半、身長が180cm近くあって、5教科を担当する男の先生でした。
それまで大人というと学校の先生や両親という、ぱっとしない人ばかりだったのです。
日々をダラダラと過ごし、向上心を持たず現状に満足する大人たち。
なんとなく「こんな風になりたいくないなー」と思っていました。
ところが塾の先生は授業方法や入試の対策など常に研究する向上心の塊。
いつも落ち着いていて、謙虚で、5教科何を質問しても穏やかに答えてくれました。
「僕もこんな大人になりたい!!」
塾の先生にあこがれた僕は、少しでも近づこうと毎日毎日勉強するようになりました。
一気に加速したぜ中2の冬!
成績が上がる→勉強が楽しい!
成績が上がる→授業・テスト・勉強全てが楽しみに
成績が上がってくるとわかることも増え、授業が楽しくなりました。
前は嫌いだったテストも待ちきれないくらい、ワクワクするように。
▼中学校3年時の成績
→苦手な国語は70点。他の教科は90点超えで5教科430点くらい。
1学年100人いて、順位は1桁になりました。
だいぶ点数が上がったので自信もついて授業中やクラス内で発言する機会が増えました。
クラス委員も任されるようになりました。
先生たちからの評価も上がったようで、ていねいに扱われたのは謎です。
進学した高校は地元の進学校にしました。
高校では学校生活を楽しみ、
勉強をして地方の国立大に行くことになったのです。
大学進学を小学校の先生に伝えたら、すごく驚いてた!
「九九」ができなくて、なんにでも消極的だった小学生時代。
その頃とは全く別人のようにイキイキするようになりました。
少しの成功体験が人生を大きく変えることもあるんです。
塾の先生との出会いに感謝だね
できなくたっていい。好きなことを伸ばす
苦手なことを無理にやらなくていい
僕の九九がそうであったように「苦手なこと」を無理にやらなくても大丈夫です。
好きではないことを努力して人並みになっても、それにあまり意味はありません。
苦手なことっていろいろありますよね。
人によって様々だよね
- 走ること
- 泳ぐこと
- 絵を描くこと
- 歌を歌うこと
- みんなと仲良くすること
誰かにとって得意なことが誰かにとっては苦手だったり。
僕は九九以外にも歌うこと、泳ぐことは苦手
学校教育では「みんな同じ」にできることを重視されますが、そんなの聞かなくてOKです。
「料理が上手になりたい」、「サッカーが上手くなりたい」、「ピアノを上手に弾きたい」
やりたいこと、得意なことはいろいろです。
かつて僕が「塾の先生みたいになりたい」とあこがれたように、あなたも何か1つ好きなことを見つけて、それに打ち込むのが1番大切なことです。
「楽しい!」、「できる!」そんな成功体験を重ねたいね!
塾講師や家庭教師の仕事で「九九」をネタにする
大学在学中は塾で先生をやったり、家庭教師のアルバイトをしていました。
4年間ずーっとやってたのだ
昔の僕みたいに、勉強ができないだけでネガティブな子どもたちの力になりたいと思ったんです。
九九ができないことはよくネタにしてたので
僕「僕はね、昔は九九も言えない勉強できない子だったんだよ」
生徒「ええ、先生まじ?私より頭悪いじゃん」
こんなことよく言われてました。
何人かの生徒には「九九ができないような人でも、努力すれば成績が上がるんだ」
そんな風にいい意味でも受け取ってもらえました。
おかげで親近感を持ってもらえるのが早くて、九九ができないのが役に(?)立ちました!
九九のできない先生として、からかわれたなぁ
バカにされても仲良くなれたからOKね
まとめ→九九や苦手なことは距離をおいて、得意なことを活かそう!
今でも九九は苦手で1の段から9の段までひとつの段でも言うことができません。
九九に限らず、苦手なものは苦手なので「それでいっか」と割り切るようにしています。
ガンガンいこうぜ!
苦手なことに挑戦して「僕はできないんだ…」と自信を無くす必要はないです。
- 運動すること
- 歌うこと
- 走ること
- 絵を描くこと
なんでもOK!
好きなこと・得意なことを伸ばしていきましょ~!
自信がついて、きっといろんなことに挑戦できるようになりますよ^^/
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