(この記事は2023年6月23日に更新しました)
どんぐりさんはオール電化で全館空調の家を建てたんですよね。普段の光熱費はどれくらいなんですか?
そんな疑問にお答えしていきます。特に北海道では冬にストーブが良いのか、エアコンの方が良いのか議論が分かれるところですよね。
▼この記事を書いた人
〇名前:どんぐり♂
〇関東から北海道へ移住して5年
〇道内の観光地・美味しい物巡りが大好き
2022年にオール電化・エアコン1台で家全体を温める「全館空調の家」を北海道で新築しました。
▼この記事の内容
- わが家の光熱費
- 全館空調のシステム→ダイキンの寒冷地エアコン1台だけ
- 全館空調のメリット・デメリット
結論からお伝えすると、エアコン1台でも家全体が暖かくなり、冬も半袖短パンの道民スタイルで過ごすことが可能です。
ビールが美味しい!
ストーブと比較した時もメリットの方が多いですが、エアコンならではのデメリットもあるのでお伝えしていきますね。
オール電化住宅の光熱費
早速ですが、一番気になるであろう光熱費を公開していきます。
待ってました!
2022年の1月に引っ越しをしたので、2022年の3月~2023年2月のデータになります。
うちはお風呂もコンロも全て電気の、オール電化だよ(*^^)v
▼各月の電気代
電気代(円) | 使用電力量(kWh) | |
2022年3月 | 20404 | 710 |
2022年4月 | 12243 | 390 |
2022年5月 | 10058 | 293 |
2022年6月 | 8010 | 202 |
2022年7月 | 7058 | 150 |
2022年8月 | 7802 | 169 |
2022年9月 | 8247 | 176 |
2022年10月 | 8256 | 180 |
2022年11月 | 10614 | 266 |
2022年12月 | 15499 | 377 |
2023年1月 | 27853 | 732 |
2023年2月 | 22131 | 690 |
1年間の電気代合計…158175円
1年間の電気代の合計は158175円となりました!
2人暮らしの年間電気代の平均…133292円(ガス代は別)
出典:総務省の家計調査より
うちの場合はガスがないので、全てコミコミでこの電気代はお得なのではないでしょうか^^/
暖房代(灯油代)も込みよ~
さらに太陽光発電が年間8万円ちょい稼いでくれるのだ
冬は電気代が大きく上昇
暖房も全てエアコン(電気)でまかなうため、冬になると電気代が大きく上昇します。
特に1月~3月の最も寒い時期は2万円オーバーとなっています。
お湯を沸かすのもキッチンも全部電気だものね(・・;)
ガンガン暖房使う人は10万円近いことも…
とはいえ他の道民に比べると、わが家は半分くらいの出費で済んでいます。
北海道民は冬になると冬季手当(暖房手当)をもらえるのですが、それで十分補うことができています。
▼新築と賃貸での暖房に関するお話はこちらです
全館空調のシステム→ダイキンの寒冷地エアコン1台だけ
うちの全館空調の仕組みをご紹介します。
エアコン室→吸気口を通って各部屋へ空気が流れる
エアコン室があり、そこに寒冷地対応のエアコンが入っています。
▼こんな感じの寒冷地エアコンです。
そこから各部屋に暖房や冷房の風を届ける仕組みになっています。
最初はエアコン暖房なんてって期待してなかったけど
十分暖かくてびっくりしたよね(*’▽’)
うちはダイキンの寒冷地エアコンを使用しています。エアコン室は1畳程の広さ。
各部屋への吸気口が下の方にあります。ここからリビングなど各部屋に暖房・冷房が送られます。
壁のつまみで各部屋、小・中・大で送る風の量を調整できます。
リビングや寝室、廊下など至る場所にこんな↓排気口が付いており、エアコン室の空気が流れてきます。
排気口の上は歩いてもOK、もちろんルンバも掃除可能ですよ!
僕は歩くの大変よ(汗)
我が家の概要→オール電化の平屋
うちは3LDKの平屋を建てました!
小さくて高機能な家がいいなぁと思ってたどり着きました。
職場の患者さんや年配の方から「年取ったら2階に行かなくなるよ」と繰り返し言われており、「なら平屋がいいなぁ」なんて考えてました。
屋根に太陽光パネル(4.7kw)が載ったオール電化の家になっています。
▼わが家
3LDKの平屋(木造)、建坪は24坪
キッチン→IHクッキングヒーター
お風呂→エコキュート
ガス・灯油は使わない、完全なオール電化住宅となっています。
全て電気に依存するため、冬の停電時が怖いです。
非常時に備え、ポータブルストーブを用意してるのだ
寒冷地エアコン使用した全館空調の○と×
年がら年中暖かくて涼しい家に住めるぞ〜と喜んでいた私。
実際冬は暖かくて、夏は涼しいのですが、使っているうちに良いとこ・悪いとこが見えてきました。
全館空調のここが✕
大きく以下の2つがあります
- 乾燥する
- 暖かくなる・涼しくなるまで時間がかかる
ではどれくらい乾燥するのか、そしてその改善策をお話します。
カラカラに乾燥
エアコンを使うのでやっぱり乾燥はします。ストーブでも乾燥はしますが、エアコンの方が強いです。
我が家も何も対策をしないと「湿度30%」になることも…
カラカラよ〜!!
そんな乾燥対策について解説です!
▼対応策
・洗濯物・濡れタオルを干す
1番早く簡単に出来ます。湿度によって、量を調節すれば良いので慣れると加減がわかってきます。
夜に干した洗濯物は朝方には乾いているので、一石二鳥ですね。
洗濯をしない時はお風呂場で使ったタオルや使わないタオルなど濡らして干すだけで効果有りでした!
・加湿器を使う
王道ですが加湿器も良いです。主な生活空間に置くだけで湿度が違います。
タンク容量大きめのタイプが水の交換頻度が少なく良いです◎うちではリビングにだけ置いてあります。
寝室は洗濯物でカバー!
しずく型のころんっとした形が好きで使っています。
(僕の体くらい丸いな…)
暖かくなる・涼しくなるまで時間がかかる
エアコンの空気が家中に行き渡るまで時間がかかります。体感として2~3時間かかるイメージです。
なので「寒いな!」と思ってから暖房入れてもけっこうな時差があるのです。
▼対応策
冬はつけっぱなし。夏は気温が上がる日は朝から点けておく。
冬はずーっとつけたままが間違いないです!
今のエアコンは設定温度になると自動で運転を休止するので、気にせず大丈夫です。
夏は気温が上がる日は朝のうちから点けておくと良いです。
その時カーテン(遮光カーテンだとなお◎)を引いておくと、日光が入らず気温の上昇をぐっと抑えられます。
カーテン全開だと、あまり涼しくならないぞ~
点けたり消したりするのが1番電力を消費するので、設定した温度で長く使うのが1番のエコだったりします。
全館空調のここが◎
すっかり全館空調が気に入った私。特にここが素晴らしいってところ2つ挙げました。
- 家の中どこでも快適!
- ストーブに比べて光熱費が安い
家の中どこでも快適!
家の中どこでも快適!エアコンの暖房もとても暖かいです!
リビングもトイレも脱衣所もどこも同じ温度なので、とっても快適です。
冬場は脱衣所が寒いとヒートショックの危険性もあるので、どこも一定の温度なのはすごく安心。
家中暖かいのは本当に幸せだよ♪
アパートの時はリビングにしかストーブが無かったので、脱衣所はパネルヒーター使ってましたが気温差があってつらかったのです。
なので、どこでも同じ気温というのは体にとっても優しいのです。
ストーブに比べて光熱費が安い
エアコンの方が光熱費が安くなりやすいです。
うちは一番かかる2月で2万円程でしたが、アパートでストーブ使ってた時は電気代+灯油代で4万円かかっていました。
断熱がしっかりした作りなので、その辺も大きいかと思います。
火を使わないから、火事の心配もいらないね(‘◇’)ゞ
▼特にオール電化住宅は太陽光パネルと相性◎
日中の一番電気代がかかる時間帯を太陽光発電で補うので、天気の良い昼間はエアコン代がかかりません。
雨の日はかかる日もあるよ~
日光の量に左右されるね。
そして深夜~早朝は安い電気料金が適用されるので、とても経済的なんです。
太陽光発電の実績や売電量の詳しいことは↓に書いてあります。
まとめ→寒い北海道にこそ全館空調オール電化がおすすめ!
エアコンによる全館空調の良い点・悪い点をお伝えしていきました。
結論:寒い地域にこそ全館空調がオススメ!ストーブ同様にとっても暖かいのです!
冬は特に家中どこでも同じ気温というのは、身体に優しく大切なことです。
年を重ねると実感!
30代の今、まさしく感じているよね
年を取るほど温度差に弱く、ヒートショックで亡くなるリスクもありますからね。
全館空調は欠点もありますが洗濯物干したり、つけっぱなしにすることで簡単に解決可能です。
そしてオール電化は太陽光パネルとの相性がとっても良いのです。
快適で光熱費も安い全館空調、おすすめです!
そして、今の寒冷地エアコンはすっごい進化をしています。
私のように「暖房でエアコンなんて…」と思っている人にこそ体験してもらえるとうれしいです。
最近は北海道の夏も暑く、冷房としてもとても便利なのです。
▼参考記事はこちらです
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